狩生駅に車をおいて出発。
今日は宮崎県に入り最初の都市である延岡まで70km。
最初の街、佐伯(さいき)で道を聞く。ちなみに佐伯は釣りバカ日誌の舞台になったそう。
地図の状態では3通りあるのだが、海岸沿いは最後に道がクネっているので、激坂になりそうだ。
セブンイレブンのお姉さんに坂が楽なのはどの道?と聞くと、自転車ではどれもきついですよ。でも比較的緩やかなのは国道10号かなぁ、と。2桁国道はトラックが頻繁に走るし、かと言って大分の歩道段差は嫌だなあとは思いつつ、2桁なら激坂はないだろうと10号へ。
ところが、車が殆ど通らない。下手すると5分に1台位。不思議だが、お陰で舗装の良い車道を走れた。坂はそこそこ5%位。尾根筋からだいたいあの変辺りまで上りが続くと読めるので、比較的心が楽。三陸沿岸のように延々上っては延々下り、またその先に延々登りだと心が折れる。静かな田園風景を眺めながらヒイコラ登る。晴れているが風は冷たいので体にちょうど良い。平地30km、登り20kmの後に、ついに宮崎県に入る。
やった。後は(たぶん)市街地まで15kmずっと下りだ。
残念ながら5m/s位の向かい風。時々平坦になる箇所も無風なら勢いで漕がずに進むところを漕がねばならない。登りよりはムチャ楽だけど。宮崎側は一転して深い渓谷。桜の開花も多くなった。
渓谷を過ぎると田園地帯。列車と菜の花と桜が撮りたかったが、タイミング合わず橋と菜の花だけ。
15時43分の特急にちりんに乗り遅れたら2時間待ち、狩生に戻ると夜7時を過ぎてしまうが、1時間前であと9km。余裕でアパホテル延岡にチェックイン後乗車できる。
と思ったら、パンク。後輪の方を5mm太いタイヤにしたのに、後輪ばかりパンクする。修理している暇はないので、チューブ交換。大分のホームセンターで買い足しておいて助かった。
結局延岡駅着15時20分。チェックインはあとで、駐輪場に自転車を停め、遅い昼飯ハムカツと焼鳥を買って乗り込む。狩生まで1,310円。有人駅のため、というより違法だからキセルはだめよ。延岡発15時43分狩生着17時11分。車窓の風景はおおよそ国道10号と平行なので、すでに見ている。寝過ごすといけないので目覚ましをセットし爆睡。
狩生から高速道路を通って延岡へ。国道10号が空いているわけがわかった。延岡まで高速料金無料なのである。わざわざ山道を行く必要がない。ドライブイン全滅するわけだ。高速は3km以上のトンネルが10本くらいあって、ほぼ直線で突っ切る形。
40分で延岡へ帰着。明日は春の嵐とか。アパは¥4630。駐車場は¥500。どうせ一日中雨だし向かい風も強い。自転車は駐輪場においたまま、チェックイン。今日は最長不倒距離。いやパンクしたから飛型点はゼロ。押し歩きは今の所していない。疲れたー。