８時に起きて余裕の９時半出発。今日は４１ｋｍ。休憩を含め時速８ｋｍで行っても１５時には着く。坂が多いのでそれ以下になる可能性はあるが。ホテルの朝食は今日は和食かなと思ったら、きのうと全く同じ。パンとキャベツの千切りと小さいオムレツとウインナー２本。客に媚びない。客も文句をいわず黙って同じメニューを食う。そんなホテルだった。ちなみに８時に行くとバナナは品切れでヤクルトの一択だった。
昨日寝過ごして夜景を見そこなった稲佐山だが、昼の風景だけでもといこうとしたら、雨雲に隠れて見えない。日本３大夜景都のことなので、いつか生きているうちに来よう。
長崎駅から自転車を出す予定だが、駐車場代が高い。東京を考えたらそうでもないのだが、値段設定が九州相場に慣れているので、泊めにくい。夜は上限があるが、昼間８時間止めると２５００円位になる。嫌なので長崎駅から少し北の平和公園附近で２４時間６００円をみつけ、そこからスタート。雨である。小粒になったり大粒になったり、とにかくずっと降り続く。サイクリストにとって雨はそう苦手ではない。むしろ向かい風の方が苦手である。ただ車中泊で連続して走るとなると、明日濡れたウエアから始めるのが憂鬱なだけだ。サングラスが雨粒だらけになるのもちょっとね。
平和公園からちょっと南下して西の海岸沿いを行く。長崎の海岸線なんて推して知るべしのアップダウンの連続だが、内陸の最短ルートを行っても大きな山越えになる。どうせなら海が見えた方がいい。さよなら長崎市。
というわけでアップアップの上にアップ。時々海面まで急坂を下る。１０回位上ったろうか。みな８％くらいの急坂である。でも海は見える。
途中の平地でなぜか看板があり、弱虫ペダルのマンホールありの看板が。何故ここに？まあいい。とりあえず収集。
あと５ｋｍ。１５時半のバスには余裕さ。と思ったら、またまたブシュと音がして後輪の空気が抜けていく。７回目のパンク。昨日から空気の抜け方がおかしい音なので、タイヤを点検。外側はなんでもなかったが、内側にワイヤーの切れ端のような針金が１本刺さっていた。修理して着いたら、バスの発車２分前。でもバス停はどこ？あった！道路を横断してバス停横で鍵をかけていると、こんな時に限って定刻通り来る。自転車を放り出して手を振り、乗る意思を見せる。ギリセーフ。次は１時間後。
１時間かけて平和公園まで戻る。バスはやはり内陸を行った。山の中延々と坂である。やはり海岸線を行って正解だった。
お土産を送ってバス通りを戻り、長崎では貴重な道の駅泊。遠藤周作の｢沈黙｣のモデルとなった地だそうで、記念館がある。俺は行かないが。明日は雨上がって欲しいな。
