というTV番組が昔あった。基地の島からロケットが発進するシーンが毎回必ず流れる。サンダーバード２号は基地の部屋に飾っている自分の写真の額が裏返ってソリとなり、滑り台で地下の２号に滑っていく。滑った最後は滑り台が折れ曲がって操縦室の座席に変身する。そこが良くて毎回楽しく見ていた。50年以上たった今、2号の座席のようなギミックを自分の車に作るとは思いもしなかった。操縦席ではないが、折ればシート、延ばせばベッドになる。
ちなみに２号の操縦席のシートは金属性なのだが、あの硬い椅子で地上から加速するロケットで発進したら、背骨とお尻は痛いだろうなぁ。またシートベルトもない。ロケットが逆噴射して減速したら、体が前にすっ飛んで行ってしまうんではないか。ペネロープでさえ、ロールスロイスに乗るときは２点式シートベルトしていたのに。
ともかく、ベッドの長さ不足、及び椅子にした時の背もたれの角度調整を解消する。ヒントになったのは昔自作したタブレットスタンド。
伝票用クリップボードに薄い板と引き出し用間仕切りの波型を使用し、角度調整できるようにした。今回この部品を流用し、背もたれの角度調整に使う。
前に180度倒した場合はベッドの延長板として使用。ネジがふくらはぎに食い込むのでゴム版でカバー。
これでサンダーバード２号、いや車中泊仕様ver.2の完成である。
満足して助手席に座ってみたが、いや机もう少し幅取れるよな、と思い直し、追加工事。
横にも広げて使えるようにした。
よし、工事完了。珍しく息子がおごってくれた宅配寿司で乾杯。
明日から俺は何すりゃいいんだ？いや色々あるでしょ。うーん忘れてしまった。残された課題を見直すことにしよう。
