自転車をいじる。
後輪ギヤのグリスアップだ。
後輪のギヤはフリーホイールと言って足を止めたら自転車は惰性で進むために後退方向には空回りするようになっている。その空回りする機構をグリスアップし、スムーズに進むようにするのだ。今まで8年、一度も分解したことがない。今日初めて挑戦。
ギヤ板は外したことがあるので楽勝。専用の工具2つで空回りを止めながら蓋を外す。
蓋を外したら11枚のギヤ板は手で抜ける。
これらはチェーンと同様に油を溶かし、乳化させて水に流す方法できれいにする。ここをきれいにしても走行抵抗にはあまり関係がないが、チェーンのすり減りを防ぐ役には立つ。また見た目もここが綺麗だとちゃんと整備してます感が出てカッコいい。ギヤ板の掃除に時間をかけすぎ、本体のグリスアップが夕方になってしまった。
本体には小さい爪が2か所出ていて、バネで飛び出し、外側の波型の溝に引っかかるようになっている。
こんな小さな爪が全部の駆動力を支えている。小さなバネなので、なくしたら車輪全体が使えなくなる重要な部品。何回か床に落とし、失くしかけた。
今回グリスアップをするために、特別高価なグリスを密林で用意した。
ナノサイズの球状チタンが入っている液状グリス。粘度が非常に低いのだが、高圧に耐えるらしい。スプレータイプだが、つけるとネットリする。
これで組みなおすと、後輪の空転音が段違いに小さくなった。カタカナで表現すると今までジリジリ―だったのがチリチリ―となる。高級品カンパのホイールはカラカラ―とすぐわかる。一般の自転車はジャラジャラ―である。ここも整備しているか否かがすぐわかるポイント。自己満足ではあるが、長い距離を走るには少しは疲れが違うだろう。
次に夜になったが前輪軸とクランク周りの清掃。グリスアップで抵抗をなくしたいが、今時のパーツは自動車と同じシールドベアリングで、分解調整のしようがない。自転車の寿命までよく回るものになっている。強いてやるならベアリングから内部にあるグリスを全部除去し、新たに抵抗の少ないグリスを入れること。小さな隙間から古いグリスを全部抜く自信がないし、違うグリスが混ざるとかえって抵抗が増すことがあるので、手を付けない。多少周りを拭いてきれいにするだけとする。
そしてクランク周り。自分で自転車を組んだのだから、専用工具はそろっているはず。
まずクランクを外す。
次にBBと呼ばれる軸部分を外すのだが、ここに至り、工具が見つからない。8年間の間に失くしてしまったか。300円位だし、明日ショップに買いに行こう。もう8時だ。
というわけで、ワイヤー、変速機、バーテープは予想通り明日に持ち越し。
エンゼルス久しぶり連勝。日ハムは7連敗でストップ。今日はどうよ?