色々あるが、整備ミスでトラブルは悔やみきれない。
クランク軸の整備は順調。
工具ですんなり外れて内部を清掃。グリスアップはここもシールドベアリングなのでできないが、次期清掃のためにネジ部に丁寧にグリスを塗って締めなおす。
カセット式のベアリングなので、すり減ったら丸ごと交換。自動車も同じようになったようだ。
クランクとギヤ板はこの時代の上級機種の主流、中空でできている。はじめなんでこんなに厚みのあるギヤかわからなかった。2枚をつなげて間は中空にすることにより、剛性強化と軽量化を達成している。
その次に前後の車軸の清掃。同様にグリスアップできないので清掃のみ。
ここで大失態。車輪のベアリングを支えているネジが5mmほどで薄いのだが、斜めに締めてしまった。途中で気づいたが時すでに遅し。ネジ山が斜めにできてしまった。
ここは落ち着いて昼食(&昼寝)後、対策を練る。
対策1:車輪ごと交換
5万円ほどするホイール(世の中には前輪だけで20万以上の車輪はごろごろしているが)なのであきらめたくない。
対策2:ダイスという工具を購入し、ネジを切りなおす。
比較的安い(2千円ほど)だが、その後の工具の使い道がない。もったいない。
対策3:ネジ山をやすりで丁寧に修正する。
費用は手持ちの工具でできるが手間は相当かかる。
対策3で行くことにし、老眼鏡をかけて少しづつ削る。
3時間ほどかけて削っては回すテストを繰り返し、ようやく垂直に回るようになった。
ワイヤー部品は大阪の通販業者に頼んだので、まだ来ない。ワイヤー張替えは明後日以降。張り替えてブレーキ変速機の調整、バーテープ巻きでようやく整備完了となる。木曜日には久しぶりに軽い走りを体験できるかも。
あ、木曜日はデートか。