男鹿半島には4日も滞在しているが、意外にも南岸の秋田から男鹿までは自転車で走っていないことに気がついた。さてどうする?ここは電車沿線だから楽勝だろう。まずは東能代に自転車を回収。次に忘れ物を受け取りに行き、男鹿駅に戻って秋田駅までの男鹿半島南岸ルートを接続することにした。
ルート決定まで時間を要し、出発は10時。高速なら八郎潟の東沿岸を走り東能代駅まで1時間である。
自転車を回収し、忘れ物を聞くと、やはり保管してくれていた。お礼にもう一度ラーメンを戴く。
急いで男鹿駅まで戻り、輪行できる支度をして、秋田駅へ向かう。55km、17時50分の男鹿行きになら乗れるだろう。再び自転車ナビタイムのお世話になり、今度はサイクリングコース優先でコース設定。
男鹿と秋田は国道101号線が高速道路の様に整備されているので、車は皆この道を飛ばす。自転車には余りよくない環境だ。途中旧漁村のような集落が海沿いに見えたので、そこへ曲がると、ナビタイムの導きで海沿いの裏道に入った。これが素晴らしい。
車も来ないし、海が一望。電力風車の並ぶ中をスイスイ走る。
一回だけ県のサイクリングコースに誘導され、荒れ果てたコースを薮漕ぎしたが。
途中昔の村の境でハタハタの取り合いが起きないよう海から見える道標があった。昔は大漁だったのだろう。
途中で到着時刻を確認。17時50分は余裕だったはずだが、このペースで行くと26kmで2時間、自転車をバラす時間も考えるとギリだ。汗ってペースを上げ、なんとか秋田駅に17時20分着、輪行袋に押し込んだのが17時40分。担いで改札口に行くと、男鹿行きは一番端のホーム。あせって走るが、乗る電車の2番ホームは1番と共用で遥か前方にある。残念、行ってしまった。次は1時間後だ。まあ北海道ほど1日に4本などではない。
駅員に乗り遅れた事情を話し、一旦改札を出て駅そばを食う。
何の海藻だか忘れたが、秋田のソウルフードらしい。めかぶみたいなぬるぬるしたもので、そばが滑ってすくえないほどだ。
10分前に乗り込むと、電車は高校生で一杯。これなら廃線はしないな。めでたし。
男鹿駅に19時50分に着き、早速車で八郎潟の中心部にある道の駅大潟に到着。おおがた車はいない静かなところだ。
駐車場もおおがたである。