ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

9日目 岩館から深浦

この区間五能線は寸断され、復旧の見通しも立っていない。国道も3ヶ所位交互通行で路肩を復旧中である。約33kmしかないが、次のポイント鰺ヶ沢まで行くと、代行バスの接続の関係で、夜になってしまう。あきらめて深浦までとするが、朝に適当な時刻の代行バスがない。まず車でゴールの深浦まで先に行き、代行バス輪行袋に入れた自転車とともに岩館駅まで戻り、自転車で走ることにする。8時半のマイクロバスに乗り込んだら、乗客は俺一人だった。代行バスのドライバーは駅に着く毎にご丁寧に改札口まで歩いて行く。何故かと聞いたら、各無人駅には監視カメラがあって、きちんと立ち寄っているかどうか監視されているらしい。ドライバーと四方山話しをしつつ、9時45分に昨日のゴールである岩館駅着。

ここから25km楽勝と思いきや、腹が減った。余り食うところは無い。一駅南にハタハタ館という温泉がある。回り道だが、空腹には勝てない。レストラン海で磯ちゃんぽんを食うことにし、向かう。

10時から開店のはずが準備中。何でも小学校の行事で50食位弁当の注文があり、その準備で大わらわだったようだ。老人より小学生は優先だ。11時まで待つ。

ちょっとホタテとカラス貝の入った海鮮風。トラックドライバーやライダーに人気のジャンク系であったが、満足。まだ11時であるから余裕。

深浦に向けて漕ぎ出す。所々舗装を修復してあり、快適。登りもそう多くない。

ただ列車が通っていたらシャッターチャンスが数多くあるのにな。

ついに青森県に突入。

快晴ではないが、海は綺麗だ。

夏草や 列車の通る 日は来るか

最後の7km付近で猛烈な坂があったが、男鹿半島に比べたら何と言うことはない。15時完走。

一度行ったことはあるが、もう一度行きたいところがあったので、車で向かう。

黄金崎不老ふ死温泉である。海岸の岩場に衝立だけ立てて浸かる温泉。晴れていたら日没は最高である。が、日没時は宿泊者しか入れないように出来ている。泊まりは12000円からだし、曇りなので、パス。ちなみに津軽半島東岸に平館不老不死温泉があるが、全く別物。たぶん商標の関係でこちらは「ふ」がひらがなになったのだろう。

宿泊地は市営キャンプ場を選んだ。草地なので今回初めてテントを張ろうとしたが、地元の家族がBBQにきているし、テントを張る体力もなく、キャンプ場入口で車中泊とする。明日はまた代行バスに乗って先に鰺ヶ沢まで行き、深浦の車まで戻って来る。36km位だから何とかなるだろう。