というTV番組があった。たぶん小学生以下だったかな。アメリカを横断する国道６６号を旅しながら毎回事件が起きるストーリーだったような。中身は全く覚えていないが、テーマソングと国道６６号の標識だけは覚えている。おそらく一生行けないだろうが、一度はその一部でも走ってみたいものだ。
その昔、新婚旅行ではレンタカーでグランドキャニオン周辺、デスバレー、ヨセミテからサンフランシスコ、そしてロサンゼルスまで結構走った。ラスベガスからデスバレーまで300km近くあったと思うが、その間、レストランは一軒だけ。真っ暗な道を数時間走ってやっと見つけ、バーガーとコークを注文し、なんとかベガスまで帰り着いた。ルート６６はその何倍も長い道である。どんな旅になるのか想像をするのは楽しい。
今日で６６歳になった。俺は小さいころから科目の体育が不得意で、誕生日が体育の日と言われると、ちょっと癪なのである。コンプレックスもあり山を始めのだが、自転車のメカニクス的部分に惹かれ、今も続いている。本当は走るのより自転車をいじっている方が好きなのではないかと思う。日本一周という目標ができたから続いてはいるが、走るのが好きなのか、自分でもわからなくなる。
気力が少し出た。車を眺めているうちに、いつか復帰するにしてもこのベッドの形状はフラットさが安定しない。改良の余地があると考え、車内サイズを測りなおす。ノートに設計図をラフに書いて構想を練り直す。自転車の配置も再考が必要。旅行用e-bikeにするならタイヤは太くなり、ホイールベースも長くなるので、今までの配置では入らない。前後輪を両方外す方式にしてコンパクトに納め、ポータブル電源や小物入れの配置も見直す。さてまだ先は長い、少しずつ楽しみは続けて行こう。
息子が貧しいながら誕生日プレゼントをくれるというので、夕飯は宅配すしを頼む。掃除洗濯ゴミ捨て住民税携帯代全て父親依存の子だが、たまには気持ちが嬉しくなる。
Route66とは行かないが、国道１号、２号は少なくとも制覇しなきゃな。
