ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

嫁が帰る前に

家をきれいにしておきたくて、朝から働く。

まずはガス台と流しの洗浄、次に換気扇とフードの清掃。台所と玄関は掃き清め、フローリングをモップと雑巾で磨く。風呂場の排水をきれいにし、珪藻土マットを紙やすりで削る。主婦を数十年やっている皆さまは日常茶飯事のことかも知れないが、結構体にこたえる。午後はトイレの大掃除。疲れて2時間ほど昼寝してしまった。

広島から呉に行くと友人に伝えると、映画の聖地ではないかという。全然知らなかった。旅行案内を見ると広島は多くの映画の舞台になっている。

実は戦時中の話が苦手でほとんど見ていない。この映画も知っていたが、戦争の悲惨さを目の当たりにするのは好きではなかった。でもまあ旅行をきっかけに見てみようと思った。AmazonPrimeで早速見る。2時間40分はあっという間だった。戦争を生き残った親がいるからこそ俺自身が存在していることを痛感した。しばらく眠れなかった。やはり原爆ドームと三ツ蔵、元海軍の建物は見ておこう。

もう一つは長崎ですでに見たが、ロードムービー。広島の歴史とは関係ないが、印象的な風景が目に残っている。広島国際会議場、環境局中工場、海田大橋だ。出会いと道の流れが旅を想起させる。

実は今回の旅程で自転車を使うとぴったりのルートがある。とびしま海道だ。呉から東へ延びる過程で島を橋がつなぎ、飛び石のように瀬戸内海を渡れる。呉を早朝に出発すれば今回の行程で行けないことはないのだが、映画の聖地、及び父の居た江田島を見て回ると難しくなる。また先の機会で山陽側を走るときにとっておくことにした。

最近電車の移動が久しぶりに多かったので、文庫本を入手。横山秀夫の長編が文庫化されていたので、一気に読んだ。

「64」などで有名な横山秀夫だが、私のベストは今も「クライマーズ・ハイ」である。「ノースライト」は次点かな。今回は警察官が主役ではなく、建築家だ。父は家が貧しくなかったら兵学校ではなく東大に行って建築家になりたかったと聞いた。そのせいもあって、非常に関心深く読んだ。物語に深く関わるブルーノ・タウトについても、興味がそそられる。さて明日は風呂の掃除、「ドライブマイカー」もまた見ようか。