とはならなかった。会議が海老名で行われたからである。
近所の菓子屋に予約のケーキを取りに。受け取りの車で渋滞。交通整理が出ていた。
快晴の東名を行く。丹沢そして富士が美しい。
デザートだと豪華な夕食で腹いっぱいになり、食べられないのを危惧して明るいうちからおやつケーキとする。
ちょっと大きめを買ったので、60代で1/3ずつ。残りはうちの20代に1/4ずつとした。
イチゴまで甘く、久しぶりに美味いケーキを味わう。
次はディナーだ。家主が予約したケンタとお手製パスタ、クラムチャウダー、トースト等。満足。胃薬を飲んで準備した甲斐があった。
持参のウイスキーで濃い濃いめのハイボールをあおりながら、深夜まで語る。話好きの女子がいると話題は尽きない。
翌朝は家主に新しいキャットタワーが届いた。今まで使用していたタワーを分解するが、この時中段の家に使用者が入り込む。話によると廃棄が決まったこの日まで一度も家の中に入ったことがなかったらしい。ネコというものは狙って人の言う事を聞かないものだ。
ちなみにこ奴は、何度も泊まりに来ているのに、俺には全く近づかない。近づくと一目散に逃げる。まあ一生わかり合えないやつというのもいるものだ。いつか不意を突いて抱いてしまおうとも思うが、トラウマになるのもいかんな。
早めに海老名を辞し、東京へ帰り、娘にケーキ1/4を届けた。久しぶりに室内を見たが、ワンルームがかなりの部分築山で埋まっていて歩けない。俺も20代の時はこんなものだったろう。それでも2か月に一回は掃除したが。
帰宅し、ケーキ残り1/4を長男に残して知人の葬儀に出ると、帰宅時には準備していた夕食は食わず、ケーキだけが無くなっていた。何も食わないならケーキは俺が消化したのに。
月曜日はカイロへ行く日。寝坊して予約の時間に間に合わず、車で行くと予想通り渋滞。キャンセル延期となった。そのまま帰るのもつまらないので、会社の近くにありながら一度も行くことがなかった荒川遊園へ。
直近ターミナルは都電しかないのに、昭和25年からつぶれずに残っている。客層と施設機能を絞ったのが幸いなのだろう。小学生までの子供連れならリーズナブルに楽しめる。目玉は最近リニューアルした観覧車、大きくなったらしい。
一周９分だが、結構高くて楽しい。会社へ通勤する道すがら見えたのでいつか乗りたいと思っていた。上半分へ上がると結構な高度で足がすくむ。
富士山筑波山、スカイツリーも見えてしかも周りはびっしり住宅地。なかなかこの眺めは無いな。まあタワマンに住んでいる人は別だが。
昼食をとっていないことに気づき、都電の車両を改造した食堂へ。メンチカツ丼とノンアルホッピー。
飛び切りのグルメではないが、下町感満載の孤独のグルメであった。
入場料大人800円、観覧車だけ大人400円、他のゆるいジェットコースターなど200円、子供は全て大人の半額、乗り放題なら大人1800円である。ゆったり休日気分が味わえる。土日はおそらく混むが、乗り物の規模が小さく回転が速いのでネズミランドのような待ちにはならないだろう。孫がいれば連れてきたい。
さて、12月のイベントも終わり、あとは正月準備だけである。驚いたことに娘が帰ってくるというので、母親の部屋の寝具も干さなければ。
