ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

北海道8日目最終

さていよいよ東京に帰還だ。

朝は霧がたちこめ、釧路らしい。

朝食は¥700でゆっくり摂る。ススキノの星野何たらのホテルのような高級品でないが、クラシックでオーソドックス。スタバよりデニーズがいい。トーストそしてバター、コーヒーのお代わりができる。爺いになったのか。

まず輪行袋入りの自転車を配送業者に渡すため、ホテルのロビーの片隅を借りて箱詰め作業。最近のホテルは合理化のためかロビーが狭く、断られることもある。呉では寒くて照明の暗い外でやれ、駐輪場はないので駅まで持っていけ、規則ですからなどと言われ、さすがに憤慨した。床に新聞紙を敷くなどもう少し柔軟な対応はできないものか。

9:30自転車と自転車バッグを梱包完了、ウエストバッグ一つの身軽な旅行者となった。実は釧路空港発が15:20で大幅に時間がある。釧路湿原に行ってみたい。レンタサイクルを借りて釧路東西に延びる自転車道を行く手もあったが、若干咳が多く、空港バスまでに帰ってくる自信がない。

レンタカーを探したが最安ニコニコは土曜日ということで予約で一杯。日産オリックスも高いのしか残っていない。比較的安いトヨタに電話したところ、フィルダーが¥5800で借りられた。しかも釧路空港で乗り捨てても追加料金なし、バスは¥980かかるので、時間も大きくとれる(湿原と空港は近い)ので決めた。

湿原は一番空港に近い展望台で車だと30分くらい。もっとも28㎢もあるので、周回すると80㎞ぐらいの距離がある。1か所だけでどんなものか実感することにする。

展望台は古く、ちょっとラピュタ風。市の施設だが、¥450。高くはない。なにせ高いところから眺めないと全貌が見えない地形になっている。さてどんな景観か。

28㎢は広い!広すぎてどこまでが湿原かわからない。湿原の中を歩くコースもあるが、80分くらいかかるので、体調を考え、あきらめた。反対側には雄阿寒岳雌阿寒岳がそびえている。

湿原の花は6月くらいから。今は茫洋たる草の一帯だ。大きさが分かったところで満足する。根室に行く途中の霧多布湿原は規模が少し小さいが、展望台が隣接する山の上にあり、全貌が見渡せるので、景観としてはそちらの方が上である。今回は根室へ着く前に海岸線を列車でエスケープしてしまったので、自転車経路が途切れている。またいつかルパンに会いに行くか。

まだ時間はたっぷりある。山花温泉で疲れを癒す。もうひとつ行けるので道の駅阿寒タンチョウの里へ。タンチョウが名物といっても肉を売っているわけではない。今の時期は北へ帰ってしまっているので、お土産(小さいもの)を探して帰ることに。

ふりかけとジャム。手前右は風邪薬の便なので、小ささがわかるだろう。

さてナビに従い空港へ。ちょうど1時間前につく予定。おっと、ガソリンを満タンにして返却せねば。レンタカー屋のお姉さんが空港にもありますよ、と言っていったので、スタンドを検索せず空港へ。スタンドがないじゃないか。ナビで検索すると6㎞も先だ。急いで給油し返却すると手荷物検査締め切り35分前。昼飯の時間がない。何でもいいや、早いやつと牛筋カレーを掻っ込んで20分前に手荷物検査。しかし通ったらその後に飛行機が遅れていると放送あり。お腹痛いんだけど。

今日からは晴れが続く。あの雨が嘘のようだ。

海岸近くなので津軽海峡は15分ほどで横断。

飛行機だけは窓際をとる。離着陸の際の小さな町の風景が好きだ。襟裳岬付近を通過したが、やはり道東と同じで、断崖の上が平原になっている。海水浴場できないな。いつかは森進一「襟裳岬」を歌おう。今回は赤い鳥の「冷たい雨」の替え歌で頑張った。「部屋に戻って靴を見てたら、グシャグシャに濡れた誰かの黒い靴」

体調悪いので、座って帰りたい。リムジンバスで和光市へ。フラフラになり帰宅、さっそく抗原検査をしたが、陰性。風邪なのね。3日位寝ていよう。