ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

性懲りもなく

2月の旅の準備をする。

今回は1月の終点佐田岬の根元である八幡浜から足摺岬を通り、高知まで459㎞。

近年では1回の距離としては最長となる。日程も7泊8日だ。なにせ四国南西部は凸凹していて海沿いを回ると海から離れた主要国道を走るより100㎞位長いのだ。

まあヘタれたら、幾つかの岬を飛ばしてしまおうかなとも思う。でも足摺岬だけは四国最南端なので欠かせない。

準備として新車の装備を整える。

車輪が小さくなったので、後に装着するパニアバッグも背の低いものを導入。収容能力が半分になったので他の箇所で対策。

小径車に似合うバッグを検索したが、適当なものがあまり見つからない。俺の要求としては、大容量でかつワンタッチで脱着できるもの。かつ輪行した時に肩にかけやすいサイズ。悩んだ。

ふと思いつき、手持ちのデイパックを使うとこれがジャストサイズ。ショルダーベルト用のD環をS字金具でハンドルにぶら下げれば縦長大容量のフロントバッグだ。輪行時は背中に背負えるので楽。

だが欠点は2点。ハンドルからぶら下げるだけではハンドルを切った際に荷物が左右に揺れて安定が悪い。そこで下半分を荷造り用のゴムバンドで留めると、今度はゴムバンドの圧力で荷室が圧迫され、中身が出しにくくなる。

そこでDIYの出番だ。左右に振れないようにスタビライザーを作る。

ハンドルの支柱に組み立て家具用の30㎝長の板を水平に取り付ける。取付金具は水道管などを壁に留めるU字型の金具だ。5個で¥128。これでハンドルを切っても荷物が振れないようになった。

もう一つの問題、荷室がゴムバンドで圧迫される問題には、中にフレームを入れることで潰れないようにした。

骨折したあばら骨がだいぶ回復してきたので、ホームセンターに出向き材料を買い付け。

穴あきアルミ複合板、手持ちの5㎜厚木版をL字金具で接合し、デイパックがつぶれないように内装フレームを作成。

逆に普通のデイパックのように膨らまないので容量は限られるが、材料費¥2,000位で専用キャリアとカスタムフロントバッグが完成。電車輪行の際は自転車以外の荷物を背負えるので両手が空く。飛行機輪行の際には自転車バッテリーを2個詰めて陸送する際の容器ともなる。この自転車はフレームにボトルケージが付けられないので、デイパックのサイドポケットに差せる。一石三鳥。

あとはブルホーンバーへの交換だが、1週間経っても配送がまだなので出発には間に合わないかも知れない。まあしょうがないので、フラットバーのままで行くか。立ち気味の姿勢では、1日70㎞走るとケツが痛くなるかも。

2月完走できれば、3月は今治~徳島を予定しているので、これで四国沿岸一周は完走となる。ぜひ安全な完走を望みたい。

またですか?

と、言われかねない。先月に続き救急車でお送りしてもらった。

今度は自転車事故。朝早くなので酒は飲んでいない。呼吸検査すれば前夜から余り経っていないので引っかかるかも知れないが。

朝のアルバイトに行くため、6:40に家を出発。5㎞の道中の中間点あたり、車道を快走していた。後ろから車が来そうだと少し左に寄った。

その時、車道とL字側溝の間に僅かな段差が。おっとっと、ハンドルが左右に揺れ、車輪が進行方向と直角に曲がって、前方に投げ出される。落ちた箇所が歩道の端。左胸を歩道の角でしたたかに打つ。

普段転倒しても2~3分すれば立ち上がれるのだが、胸が痛くて出る声は唸り声ばかり。近くの通行人が声をかけても返事ができない。救急車を呼んでいる電話の声がするが、振り向きもできない。車道に倒れ込んだまま救急を待つ。

何回か腰痛で世話になった病院が受け入れてくれたため、比較的早く(40分ほどで)搬送された。

早朝の為検査技師が来るまで待ち、CTとレントゲンを撮る。

診断は「あばら骨4~5本折れてますねえ」「回復まで1か月」とのこと。

ヘルメットをしていたので、頭には異常がなかった。不幸中の幸い。

で、バイトは2週間お休み。財布も痛い。

50年もサイクリングしていてこんな良い舗装路で転倒したのは初めてである。

原因:

新車に慣れていなかったのだ。

買ったのはこれ。

車輪径20インチの電動小径車である。

今までと比べると車輪、ホイールベースとも小さい。その分折り畳んで公共交通機関に乗せるのは楽なのだが、直進性は劣る。また立ち気味のポジションの為、ハンドルが振られた時の抑え込みがしにくい。ママチャリが左右にフラフラ走るのもそのせいである。当初からその懸念はしていて、ハンドル及びポジションはすぐに改造しようと思っていた。だがその暇もなく、走り出したその日に事故ってしまったのだ。

タイヤも一回り細くなり、快適に走っていた。スピードメーターの記録では25㎞/hであった。その勢いでコンクリートの角に直接ぶつけたのだから、あばら位折れて当たり前である。

今は胸にコルセットを巻き、自然に骨が繋がるのを待つしかない。ベッドから起き上がるとき、寝返りを打つ時痛む。さらに咳、くしゃみをすると猛烈に痛い。

2週間のお休みを頂いたので、軽い家事以外は暇、ということなので早速対策に取り掛かる事にする。

ポジションの問題は改善せねばならない。普通のスポーツ車はハンドルの根元のステムという「くの字」の金具を水平に長いものに交換すれば、状態を前に出せるのだが、この車は折り畳みのため専用品を使っているので交換できない。

一文字型のハンドルバーは長距離走ると疲れるし、前傾すると体重がかかりすぎて手が痛くなる。

そこで、何とかハンドルだけでもドロップバーにしたくて探したが、変速機の関係などでうまいものが見つからない。

悔しくてブルホーンバーと言うものに変更することにした。小径車では改造例が多々あるのだ。元々は空気抵抗を減らすためレーサーで発達したものだが、今はシティサイクルの部品にも適合するサイズが出ている。試しに通販で購入して仮組みしてみた。

でも折り畳んだ状態は

横に飛び出してしまって折り畳み幅がかなり大きくなる。邪魔だ。

というわけで別の方法を考える。

いててて、くしゃみした。今日はもう寝よう。

伊予6日目 そして高知

いよ伊予最終日、高知駅前から空港までである。

山陰は大雪なのに高知は晴天である。風もなく、愛媛県を覆っていた北風はここまでは届かないようだ。

バッテリーをコンビニから陸送する。ヤマト会員なので、ホテルで予め伝票を作っておいて、コンビニのコピー機にバーコードをスマホから読ませて印刷したバーコードを窓口に提出するだけ。荷物の大きさ重さに変動があればヤマトが来た時に測って清算はクレジットで決済。便利な世の中になったものだ。

高知駅前から空港まで最短で14㎞ほど。アシストなしだが、平地の田園地帯を走るので楽勝。自転車をバラしたり手続きがあるので3時間半前には出発。気持ちの良い日差しと穏やかな風景で癒される。昨日までの強風、曇天が嘘のようだ。

ちなみに高知の主要道路の歩道は交差点で切り下げがあっても縁石が平らになるまで埋め込まれていて、段差ゼロである。自転車が歩道を走っても上下動はあるが、ショックはほとんどない。交通量の多い国道ではこれはありがたい。自転車は車道を走るべきとの意見もあるが、自動車との速度差を考えれば俺はできれば歩道を快適に走れれば自転車は歩道を走る方が自動車自転車双方の為だと思う。段差が最高にエグい大分県は見習ってほしいものだ。

本当は海岸線を走って高知駅から空港の湾岸を完走(それでも20㎞)したかったが、飛行機に乗り遅れると後がないので、余裕を見て最短距離を行き、2時間前に到着。例によって空港前で店開き。

あとで発見したのだが、高知空港にはお遍路及びサイクリスト用更衣室というものがあるのだ。心遣い痛み入る。

手荷物預かりではサイズギリギリで検査機を通すのに苦労していた。手荷物検査では羽田で引っかかった携帯工具をあらかじめ申告していたので、長さを測っている。展開した状態で長さが15㎝を超えるものは不可らしい。俺の携帯工具は展開しても14.5㎝だったのでギリクリア。無難なのは手荷物で預けることだ。後ろ変速機の根元を飛行機輪行で折られた経験があるので、他は手締めボルトで済むようになっているが、ここだけは工具が必要。着空港で工具を探したりしないよう手荷物で持っていたが、今後は預けるようにしよう。

高知は龍馬空港とも言う。キャラで地元が盛り上がるならそれでも良い。

珍しく窓際のA席が取れたので、以前行った紀伊半島の先端串本を見ることができた。あの時も風が延々向い風で最後にはテントのポールが風で折れてしまったなあ。

30分遅れで羽田到着。遅れた便はバスでターミナルに着く。まるでLCCのような扱いだが、西日本発着用の南ウイングから延々歩くよりバスが中央近くに着くので却って手荷物受取所に近い。自転車は最後に係員が手で運んでくるかと思ったら、他の荷物と一緒にベルトコンベアに乗っかって出て来た。慌てて受け取りに行く。

あとはエレベータの連続を繰り返し(1F→B3F)京急、山手、東武東上で朝霞まで。組んで自宅へ帰路に就いたのは午後5時。高知駅を8時に出て17時だと、高知発の特急、瀬戸大橋を渡って新幹線と大して変わらかった。でも自転車を貨物室に預けている間は身軽である。値段も28日以上前に予約すればそう変わらない。今後は遠方輪行が増えるので、航空機輪行が増えるかな?

 

伊予5日目 遅れないようにしたのに

今日は25kmで八幡浜駅まで。まっすぐ国道を行けば2時間半の行程だが、列車の予定は12時半なので、ちょっと海岸沿いを回るルートにした。

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来月回るルートが見える。先は長いぜ。

近くに温泉宿があった。こちらは値段高いので俺向きではない。

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しばらく南岸沿いを走る。アップダウンが多いが楽しそうだ。

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だが完全に海沿いをトレースすると、列車に乗る迄に余裕がないため、我慢して尾根道を行く国道に戻る。これがつまらん道路。トンネルばかりで景観はない。オマケに古い1000m長のトンネルがあり、歩道の幅は1m位。段差も高く、落ちたらトラックに轢かれる。

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ソロリソロリと壁にぶつからず、車道にも落ちずに走る。

国道が嫌になり、八幡浜近くに港沿いの脇道があったので、そちらを走ることにした。木琴ロードという水路沿いの道は散歩道として秀逸。佐田岬へ行く国道はメロディーラインと言って車で走ると舗装の凹凸で様々な曲が聞けるが、こちらは木琴の音が聞けるわけではない。

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2km位走って八幡浜の駅に到着。ここからは列車の旅だ。

まず予讃線宇和島まで南下。予土線の各駅停車に乗り換え、高知南岸に行く。乗車ホームは各駅で行くと跨線橋を渡らねばならないが、特急に乗れば改札口すぐのホームだ。わざわざ特急券620円を払ってラクラク乗車する。

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宇和島駅にはエレベータがないが、行き止まりの駅で、線路終端を渡る通路があるため、函館と同様、水平移動で乗り換えできる。

ここから2時間の列車旅だ。酒など飲んで寝ていたら、終着の窪川駅に着いてしまった。窪川は自転車を持つ乗客にとっては難関である。隣のホームに移るのに跨線橋しかない。

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だが事前に情報収集していて、駅員に頼めば駅員用通路を通って線路を水平に渡れるとのこと。だが到着したのは駅舎から2つ離れたホーム、高知行の特急が来るのが1つ離れたホームなので、駅員をまず呼びに行かなければならない。まずはバッグを跨線橋で移動し、駅舎に話をつけに行く。情報通り駅員が付き添いすれば通してくれる通路はあるとのこと。やったあ、これで水平移動可能!と思ったのもつかの間、「もう特急来てますが、乗るんですか?」

え?乗り換え時間24分あるんじゃないの?

予土線が20分遅れて到着し、高知行は定時発なので、乗り換えはあと3分ですよ」との事。今から移動しても間に合わない。諦めて次の特急(1時間20分後)に乗ることにし、途中下車して時間を潰すことに。

だが窪川駅改札を出てもコンビニどころか食堂も商店もない。

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寂しく自転車の移動を早めに済ませて待つことにした。

通路は写真で見た時点では端がスロープになっていて楽そうだったのだが、降車ホームからは階段4段くらいになっていて駅員に手伝ってもらわないと下ろせなかった。

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ようやく高知行土讃線特急に乗り、着いたら18時半。真っ暗だ。知人に紹介してもらった屋台ラーメンと餃子が旨かったが、なんせ気温が1℃。ビールが冷たすぎて残してしまった。

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明日は高知空港まで20km、バッテリーを陸送発送するので、人力自転車となるが、平地だから大丈夫だろう、か?

 

伊予4日目 灯台到達、でも夕食が

昨日は一晩中風が唸ってうるさかった。今朝も北風が強い。紀伊半島西岸で経験しテントのポールが折れた風速15mくらいの風だ。

だが5km西に行けば佐田岬灯台である。四国最西端は欠かせない。宿でもらったホッカイロを足に、電熱カバーを手に装着して西へ向かう。

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道は行き止まりになるが、舗装良好、傾斜もさほどでない。ただ冷たい北風が吹き荒れる。

30分ほど走れば半島先端の駐車場。だが灯台はここから1,8km歩道を歩く。途中勾配8%以上の箇所が複数あると言う。でも自転車侵入禁止になっていない。悩んだ末、自転車で歩道を走ることにした。危険だったら置いて行けば良い。

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勾配は何度かなるのだが、折り返しの箇所に幅がない。下りは行けても登りで苦労しそうだ。

と、尾根の鞍部に出た。見通しが素晴らしい。一服。

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だがまだまだ折り返しは続き、しかも傾斜は更にきつくなる。これは押しても危険と判断、自転車はデポし、徒歩でハアハア登る。

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歩くこと30分、ついに佐田岬灯台が見えた。

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工事中で近くまでは登れなかったが、今回の目的は果たしたのだ。

帰路別の道を行くと展望台があり、ここからが素晴らしい眺め。九州が眼前に迫り、灯台と行き交う船が一望だ。

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しばらくは呆然と眺めていた。でもまだ先は長い。エッチラオッチラ歩いて帰路につく。途中自転車を回収し、電力に任せて登坂を試みる。しかし折り返しのカーブがきついため足を着きながらだ。マウンテンバイクで山道に慣れているなら走れるかな?

駐車場に戻ると、作業員が4人がかりで台車に乗せた足場パイプを運んでいる。灯台の階段を補修中とあったが、あの急坂を人力で運ぶのだ。頭が下がる思いだ。

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さて道は折り返し、一昨日の宿に戻ることにする。距離は50km位、本来なら楽勝だが、この寒風の中、どうなるか。

途中の廃校はヘリポートに改修中だった。子供より老人のドクターヘリの方が重要になっているらしい。

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昨日は北側の岬を一つだけ飛ばして来たので、県道を外れ北側のクネクネ道を行く。

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しかしここにも集落がちゃんとあって、漁業とミカン栽培で生計を立てているのだろう。

天気は灯台あたりでは晴れて嬉しかったが、時折雪が降ってきて顔に当たって痛いほどだ。

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一つの岬を超えたらあとは南寄りの国道を一直線に走る。

ここで問題を忘れていた。このまま国道を宿まで帰ると途中買い出しが出来ない。素泊まりなのに夕食はどうする?

国道を5km外れると、港町にコンビニがあるのだが、バッテリー残量を見ると心もとない。国道とはいえ、どれほど勾配があるか解らない。人間は空腹を我慢できるが自転車はケチケチしても残量が無くなったら終わりだ。

コンビニには寄らず、国道を進むことにした。尾根道なので風が強く、トンネルも多い。苦闘して何とか道の駅に着き、食品を探すと、ミカンと野菜ばかり。食堂は3時で終了。店の片隅で菓子パン3個と漬物を見つけ、買い占める。

何とか4時半に宿到着。スマホ、自転車、カメラ、電熱カバーもバッテリーが切れかけていた。

宿の主人にカップ麺か何かないかと聞いても、無し。ただし心優しい主人が温かいおにぎりを握ってくれた。漬物と合わせて、今晩の夕食。助かった。明日の朝は菓子パンとコーヒー。駅まで25km、その後は列車の旅。なので何とかなるさ~。

伊予3日目 坂また坂

今日は佐田岬への65kmである。風は東風のち強い北風の予報。この半島は若干南西に向いているので、北風だと追い風になるはず。期待して当初南岸の予定を北岸沿いに変更して出発。

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漁村をつなぐ県道は尾根を超える時は激登り、漁港へ近づくと激下りだ。晴れ間が見えないのは気にしないが、接し1℃位だと指先が冷たくって痛くなる。

そこで準備した対策、つま先には使い捨てカイロ、指先には電熱カバーだ。

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寒さ対策を終え出発しようとしたら、雨が降り出した。しかも雪に変わって行く。ポンチョも重ね着する羽目になった。

半島中央部を行く国道は遥か上をまっすぐ行ってしまうが、こちとら北側の海岸線を回り込み、ウネウネと倍以上の距離を走ることになる。ただし、眺めは最高だ。

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珍しく今回最初の公園に出たので休憩。漁港の脇の小さな公園。だが滑り台とパーゴラは使用禁止、ブランコは取り外されていた。使用する子供もいないのだろう。ゲートボールだけは出来そうだ。

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天気も良くなり、山口県の島々がよく見える。

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途中で国道に合流する地点に出た。なぜかと言うと、半島の南北幅が狭くなっている部分があり、そこは1本でゆかないと非効率だからだ。

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ただし、尾根が低いため風の通り道となり、追い風ではあるものの物陰に潜まないと休憩どころではない。風速は10mを超えているだろう。

どうせ国道に出るからと、半島最後のコンビニで食料調達。南岸なのにあまりに北風が強いので、ここより北岸を諦め、南岸を行く。

良い道で風も少なくなったが、坂が凄い。半島の突端近くにある今日の宿まで12kmくらいなのだが、そのうち10kmは延々登りなのだ。バッテリー残量を見ると、航続距離は残距離と同じ。つまり宿到着と同時にバッテリー切れと出ている。最後は下りだろうが、手動に切り替え、残距離とにらめっこしてケチケチ使う。その分足は働いた。

そして宿到着。流石に岬近くで尾根が低く、風速は15m位、横風で倒されそうになった。外に駐輪すると飛ばされそうなので、シャッター付きの車庫の中へ入れさせてもらった。

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今は宿の中で書いているが、窓がビュンビュン唸ってうるさい。

明日は5kmで佐田岬灯台だが、歩いていても飛ばされそうな風だ。朝には少しは弱くなって欲しいが、全国的に大荒れ、どうなるんだろう?

 

伊予2日め 待ちぼうけ

昨日泊まったホテルは壁がカビているなど古いものだったが、自転車をロビー前に入れさせてくれたサイクリストには優しい宿だった。

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伊予市を南下し、佐田岬へ向かって西へ向かう。国道は交通量多いが、歩道が広く段差も少ないので走りやすい。

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道の駅ふたみは定休日だったが、北風を避けて休憩できたので、恩の字。天候は曇りだが、時々日も差す。

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国道と並行して走る予讃線の鉄橋を見つけたが、列車は通らず。そもそも3時間あまり並走したのに一度も列車と遭遇せず。

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ダイヤを見て納得。朝と夕方以外は数本なのだ。

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海岸沿いでも珍しい道路標識。美術的には秀逸だが、一瞬では意味が解りにくい。

伊予長浜には長浜大橋という開閉式の橋がある。百年近くの歴史があるそうで、改修中で車は通れないが、自転車は通れた。

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長浜から線路と別れ国道のみとなる。綱掛岩というものが岸近くにあり、説明を読む。

形はそう立派ではないが、命名の由来を読むと、紀元600年頃、九州太宰府で朝廷に反乱した分子を伊予から討伐に行く途中、時化にあって一時船を綱でここに係留したとの事。まあそれほど九州には近いのである。まだ見えないが。

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伊方町に入り、国道を外れ北岸の県道を行く。ここからはアップダウンがきつくなる。みかんの畑が急斜面に続き、運ぶためのレールもあちこちにある。絶壁の下へ向かって階段があるが、その下も急斜面でみかんの収穫は大変だなあ。

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車もほとんど来ないし、道も荒れていると思ったら、歩道はないもののきれいな舗装で道幅もある。不思議に思っていると、その理由が解った。

原発である。海沿いに巨大な敷地を占め、異様に巨大なドームがある。

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原発補助金が道路にも波及しているのだ。通過すると普通の狭い県道になってしまった。

ここでふと今日の夕食を考えたら、素泊まりなので持ち込みしなければならない。しかし北岸には店が一切ない漁村のみ。トンネルを南に抜けて伊方町に降りなければならなかった。ここは都会、中学校も原発の影響か、立派な建物だ。

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食料を仕入れ、北岸へ登り返し宿へ向かう。北の小さな漁港の集落。細い路地を押して歩き、たどり着いた。

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ところが主人が不在、宿泊棟も閉まっている。電話をかけたが繋がらない。

2時45分に着いてしまったので、チェックイン時間の3時まで待って電話をかけるがいない。4時になっても、5時になっても繋がらない。このままでは宿前で凍死だ。

近辺10km以内の宿に5件ほど空きを聞いたが、全滅。

鍵をかけていない大家の家に転がり込むか、最後に宿泊棟のドアを引っ張ったら、なんと開いた。さっきはちょっと引っかかったせいで開かなかったのだ。

無断利用だが、予約はしているので、風呂に入り体を温め夕食していたら、6時半頃主人が帰宅した。何でも教育委員をしていてトラブルがあったらしいが、一人で運営しているなら不在対策するべきだね。今回は凍死せずに済んだけど。