夜中の12時に寒くて目が覚めた。外気温を見ると12℃、寒いわけだ。夏用シュラフをあきらめ、キャンピング用に持ってきた0℃対応の羽毛シュラフに潜り込む。さすがに朝まで熟睡できた。でも目覚めたのは５時半。せっかくだから太平洋の朝日を見に海辺へ飛ばす。
間に合ったついでに、７時半に出発。なぜなら八戸線はＪＲ、久慈からは三陸鉄道であり、連絡が悪い。一度久慈まで自転車で走り、車を取り返して久慈に置き、その先に進むことにしたからである。
坂もあったが対したことはなく、１時間半ほどで久慈到着。ジャスト9時であった。
あまちゃんの舞台の久慈には駅前のデパートが今も変わらずある。のんのポスターもあちこちで見かける。ただ放送していた頃の来たときよりは活気がないように感じた。平日のせいかな。ＪＲでスタート駅まで戻り、車を久慈に運ぶ。時間駐車場がわからず、駅を２周して月極め駐車場の係員に聞いたら、丁寧に地図を持って教えてくれた。何度も聞かれているので慣れたもののようだ。一日500円。８時以降は係員がいないので、料金箱に入れてくれとのゆるい管理。ちゃんと払いますよ。
久慈からどこまで行くか悩んだ。地名に覚えのある田之畑駅まで行くことにする。44kmで５時間を目指す。マップを見ると最後にきつい坂が待っているが、まあ大丈夫だろう。
平坦な箇所もあり、快適に進む。ただ気温が上がらず、１５℃程度で肌寒い。男鹿半島の２9℃とは雲泥の差。寒い方が走りやすいので、我慢する。
だんだんリアス海岸の様相を呈してきて、緩く登ったと思ったら、左は断崖絶壁だった。
そろそろ北山崎の断崖名所にかかる頃、激坂はやってきた。１０％が延々続く。カーブの先は峠かと思うが、まだ激坂だ。８回ほど立ち止まり、息を整え進む。頂点に立ったと思ったら、すぐ10％の下り坂。海面まで下りる。さらに見上げるような高速の高架の下をまた登る。
まあ風景もなかなか良いところもあり、海辺では休めた。
最後の気力を振り絞り、田之畑駅へ到着。予定を２0分過ぎていた。次の電車は１時間後。三鉄の駅はホームだけで何もないと思っていたら、売店あり。ただし５時で閉店。カップ麺にお湯を入れてくれるという。昼飯もまともに食わず坂ばかりだったので、早速食う。さらに３0分待ち、久慈行きの電車へ。
久慈に着いたら真っ暗。道の駅に移動して寝ることにする。明日朝予定気温は９℃。まだ９月だぜ。寝られるかな。
