1月6日に薬を頂いてから2週間。まだ回復は遠く、さらに2週間分の薬を頂いた。年寄の恒例として、薬漬けである。薬のケースは買ったが、多数の薬をケースに入れる時に、包装から出すのが煩わしい。そこで、薬を包装から出す器具を考えた。
ホチキスのような形状で包装を潰して錠剤を取り出す方針だ。
薄い板で試作を行い、包装を破れる穴の直径と高さをテストする。
直径が10㎜では小さすぎて包装がつぶれない。12㎜が適当とわかった。
残り木材を使って本作業。蝶番で挟めるように。
穴を開けて錠剤の入る空間を作る。
凡そは完成なのだが、上下同じ長さだと手で取り出すのと同じで力が必要。そこで力点を延長してホチキス形状に。
カプセルや楕円形状の錠剤も可能なように鍵穴上に溝を掘る。
これで錠剤のパックを挟んでパチンと挟めば包装が破れ、すぐ取り出せる。本当は錠剤が穴から出て、すぐケースに移行できるのが理想だが、錠剤の大きさ形状が多様なので、被覆だけを破ることで良しとする。
完成形。下向きに錠剤パックをセットするときにどこが錠剤の位置かわからないので、少しだけ凹んだ穴を開け、手探りでも凹んだ穴の位置に錠剤が固定されるのでここでセット。センターに設置した丸頭ねじで錠剤を押し出す。
まあ、薬を出す手間はあまり変わらない。多数連続して取り出すときに指が痛くならない程度。そんなもん必要なの？と皆さんはお思いでしょうが、ここを考えるのが楽しいんだなぁ。亡くなった実父も発明協会とかに参加して楽しんでいた。遺伝かなあ。
自転車店の面接を受けてきた。店長不在で代理さんが色々な質問を投げて来たが、おおむね的確な受け答えができたと思う。ここが落ちたら近所では他の系列の販売店を探すしかない。この歳で職種を限定しているので、受かる確率が下がるのは仕方ない。でも残り少ない人生、好きな事を仕事にしたいので、とりあえずトライだ。月末には結果が分かるので、また報告したい。貯金は減る一方だが、何とかなるさ。
