ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

水戸ー銚子 day1 海見えず

発作的に旅することにし、水戸へ向かう。

初日70㎞、まあまあの距離だが、ネックはキャンプ場のチェックイン時刻期限が16:30であること。電車での移動時間4時間を含むと、俺の休憩時間を含む平均時速10km/hでは間に合わない。まあ平均時速を2km/hだけ上げれば済むことだと気楽に考え、出ることにした。

自宅を出たのが6時。朝霞駅で自転車をバラし、上野着8時。あれ?列車が来ない。ネットで特急ときわ号を予約したのに、次は8:30となっている。予約メールを見ると、8:08は上野発ではなく、池袋の時刻だった。さらに事故で15分遅れるとの事、これで計40分近く到着が遅れる。仕方ない。スピード上げれば済むことだ。

日曜の午前10時40分、水戸駅前は広々として人も少なく、デッキ下のバスターミナルで自転車を組み上げ、出発。

大洗海岸まで15㎞。国道51号線は交通量は多いが、路側帯の幅が1mほどあり、走りやすい。日曜のためか、大型ダンプも少なく、平坦で快適。那珂川沿いはまだまだ桜が満開だった。

大洗海岸に到着、

これで昨年行った涸沼からの東北周回ルートと接続、あとは未踏の茨城ルートをひたすら南下する。原子力研究所を過ぎると海岸から離れ、海は見えなくなる。沿岸ルートなのだが、国道は大地の上、海との間は防風林などで遮られ、ひたすら国道を走るしかない。「沿岸」という縛りが無ければ、隣接する涸沼の東岸を走った方がよほど快適なのだが。まあチェックインまで平均14㎞/hを維持しなければならず、国道をひた走る。途中海岸を走れそうな道があり、坂を降りてみたら、グランピングの施設で行きどまり。お金持ちなら結構な施設だが、こちとら貧乏で孤独な老人、グランピング施設に一人で泊まるのは高すぎる。高級ホテルよりよほど高額だ。

グランピングを通過すると早速行き止まり。国道にスゴスゴ引き返す。

気が急いているのと、海が見えないのと、少し向かい風なのが気にかかるので、1時半まで走り続ける。相当疲れてきたので、茨城県鹿島灘海浜公園でようやくコンビニ握り飯で昼食。時間があったらしばらく昼寝したいほど、快適な所だ。

先を急ぐ。あと40㎞、国道は内陸を走り、交通量はそれほどでもなく、信号も少ないが、廃屋が目立つ道をひたすら走る。時々トラクターが横断しようとする。ここら辺はまだ代掻きの時期で、田植えはまだ先のようだ。

北海道でおなじみのセコマ(セイコーマート)で休憩。コンビニも意外と少なく、トイレに困っていたので、助かった。北海道でも3大コンビニがないところで助かるオアシスだ。

鹿嶋市に近づくと、臨海工業地帯。道はどこまでも真っすぐで海側は工場や港で阻まれ、見えない。日立市の南岸もそうだったが、トラック運転手の気分で、ひたすら目的地を目指すしかない。キャンプ場に近づくと、アパートがやたら目立つ。工業団地のようで、従業員の宿舎として需要が多いようだ。

キャンプ場は埋立地の中にあるようだ。津波避難場所まで1.5㎞?走って逃げられないよな。

平均時速14㎞/hを維持して時間内に到着。運動不足がたたって太ももふくらはぎがパンパン。

電源付き¥3,360は関東近辺としては安いのだが、畑の中を借りている感じ。農地が成り立たず仕方なくキャンプ場にしているのではないか。海岸側はJFEの工場で塞がれている。管理人不在なので、電話をすると今日は予約なしのはずだと言うが、駆けつけてくれた。支払いはネットで済んでいるので、薪だけ購入するとサッサといなくなる。広いキャンプ場に俺一人。電源はロックしていないし、トイレも使える。悪意があればタダで泊まれるところであった。(だからキャンプ場の名前は伏せる)

半袖サイクルジャージに薄い上着を引っかけて寝たが、夜中に寒くて目覚めてしまった。焚き付け用の細い木材を自由に持って行って良いというので、追加で焚き付けと若干太い木を貰って再び火をたく。

焚火をすると欠点は、何も考えることができずに火を見つめてボーっと時を過ごすことだ。明日の計画やブログの事などやる気が起きない。まあ頭を空っぽにするのも悪くはない。