ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

アルバイトを少し

やってみることにした。

訪問介護の仕事。と言っても友人から誘われ、友人の息子だけを面倒見る。福祉の仕事は資格が無くてもできるらしいが、条件によって各種講習を受けることになっているらしい。介護福祉士の資格を取るには、講習や実習、国家試験など結構大変なのだが、俺は資格は取らないので、2日間だけ講習と実習に行く。

新宿の講習会場へ行く。初日は朝8:30から夜21:30まで、長いなー。

参加者9名、講師1名で講義が進む。

午前は「コミュニケーション講座」介護対象者とのコミュニケーションを円滑にする目的らしい。

居眠りするほど退屈なのが講習の常だが、受講者全員の自己紹介を含め、講義は面白く、4時間の間ついに居眠りできなかった。

午後は実習も含めた介護の実際。相当の熟練の先生で、介護福祉士の講師に教える立場らしい。

介護福祉士は国家資格であるが、受験要件は50時間の講習など、かなり受験要件が厳しいということが解った。俺は資格を取る気はないし、不特定多数の相手に施設で働く気もないので、適当に聞いていたが、話し方が上手なので思わず引き込まれる。ミスをしない方法は航空会社から学ぶ、介助をするのに自分が疲れない方法を学べば、他人を持ち上げるなどは楽にできて重労働ではないなど、周辺の知識も興味深く聞いた。まだまだこの分野は人材不足であり、給与も上昇しているので、チャンスだとのこと。

喀痰吸引、経管栄養の実習は緊張した。模型が相手だが。

喀痰吸引(痰の除去)は、無菌である器官に菌を挿入しないために、挿管は左右の手を決まった手順で使いこなさねばならない。意外と手順が覚えられない。

経管栄養(胃に直接栄養剤を送り込む)作業は、手順を間違えると栄養液をベッドにばらまいてしまう。慣れだろうが、1回手順を見せてもらって、さて自分たちでやってみると全くぎこちない。

ALSや筋ジストロフィー患者などは全身まひなので、介護者がすべて安全確実に行う必要がある。気道などに失敗して挿入すれば命の危険がある。実務はとても怖くてできないなぁ。

マイペース、及び何か忘れてしまう俺は性格的に全く向かない。せいぜい家具壊しましたぁ、修復お願いしまーす、程度がちょうどいい。

今回のアルバイトは生活補助が中心だし、対象者もキーボードではあるが意思確認がとれるので、引き受けたのである。まあこれは副収入として、軽くやっていこうと思う。がっつり稼ぐ必要が出てきたら、それはその時考える。

来週は講習2回目だが、帰り道に新宿駅に歩いて行ったらラーメン激戦区だったので、それを楽しみにしよう。