２か月に１回の温泉旅行、今回は足尾銅山。
久喜駅集合し、東武線に乗り換え、太田方面へ。発車ギリギリに特急りょうもう号へ乗ることになり、特急券をホームで買う。だがSuicaの残額が足りず、急いで２枚札を出したが、何度やっても返ってくる、偽札か？同行の友人から別の札でようやく購入し、ギリギリセーフ。約１時間で相老駅へ。ここでわたらせ渓谷鉄道に乗り換え。こ線橋を渡って切符を買ったら、また別のホームで発車ギリギリ、走って駆け下り、またセーフ。
乗ったのは２両編成の別の列車トロッコ号。先頭車両は横がオープンでトロッコの雰囲気。ギリギリ乗車だったのでトロッコ風の席は取れず２両目の普通車。でもこちらの方が冷房効いてて良いや。ローカル線の収入源であるグッズ販売も盛んに宣伝される。朝飯を食べていなかったので、何か買いたかったが、食品は車内販売なし。ただ車掌が電話で弁当を注文している。後でわかったのだが、車内で注文しておいて、途中の駅で停車したときに納入するシステムだった。弁当は注文し損ねたが、トロッコ越しにつまみと酎ハイをget。一息ついた。
渓谷を１時間ほど走ると足尾銅山が見えてくる。銅が採掘された備前楯山の麓に精錬所が見えた。すでに閉山しているが精錬所はそのままの形を残している。
さて、渓谷鉄道を通洞駅で降り、銅の採掘穴に入るため、今度こそ本当にトロッコに乗る。
といっても、観光用のバッテリーカーで、採掘当時は大人２人が向き合って一杯の小さなものだったそうだ。
中は涼しく、トロッコは５分ほどで到着、あとは徒歩だ。天井が低く、頭を下げないとぶつかる。
1600年代に発見され、江戸時代の銅銭にも使われた。昭和の終わりまで掘り続けた坑道は総延長1200kmにも及ぶ。銭形平次も投げた寛永通宝の裏に「足」の文字があるのは足尾製だそうだ。
往時の機械や堀方の人形も展示され、分かりやすい。坑道を過ぎると資料館があり、採掘方法の動画や銅銭の作り方の説明がある。なかなかよくできた展示だ。世界遺産に登録されればドッと人が押し寄せるだろう。お決まりのダジャレで挨拶。
通洞駅付近は鉱山の採掘終了後はどんどん衰退し、食事をする個所も少ない。
友人U1氏の案ではここから同じ鉄道を戻る予定だった。この鉄道は銅山のために作られたので、この先数駅で終点である。でも峠を越えれば日光だ。俺の提案でルート変更、市営バスで日光に行くことにする。ただし待ち時間は１時間以上、夏の暑さで周囲を散歩する気力もなく、日陰でバスを待つ。
お盆の連休のせいか、小さな市営バスは立っている人が出るほどの満員。我々は早めに並んだので席確保、ほぼ日光の近くまで峠の景色を見ることなく、１時間爆睡した。
東武日光駅に到着。さすが日本を代表する観光地だ。人がウヨウヨいる。２時半になっていたが、ようやく食事処で昼食。ゆばが名物、そして宇都宮が近いので湯葉餃子を頼んだが、細かく刻まれていて湯葉の味わいが含まれているのかちっとも解らん。
次は恒例、温泉だ。U１氏が急遽調べると、宇都宮駅から程近くにスーパー銭湯があるという。宇都宮に行くにはJR日光線が良いというので、JR日光駅まで歩く。すぐ着いたのだが駅はクラッシックに装飾して立派。だが周囲に店舗が1軒も開店していない。東武とは雲泥の差だ。特急乗り換えなしで日光まで来られる東武と違い、JRは各停に乗り換える必要がある。徒歩５分くらいなのに駅前は雲泥の差がある。
ともかく通勤電車風のJRに乗り込み6駅ほどで宇都宮に到着。バスを待っているともうすぐ運用が始まるLRT（現代風路面電車）が本格試運転をしていて、本番ダイヤ並みに頻繁に走っていた。
バスで10分ほど、工場跡地と思われる広大な敷地にショッピングモール併設の日帰り温泉があった。まったり湯につかり、風呂上がりの1杯、いやメガハイボール４杯。
のんびりしていると９時を回り、そろそろ帰宅しようという事になった。ところがバス停に行って唖然。20時でバス終了。駅までのバスが無い。急いでU2氏が電話をかけまくり、5件目くらいでようやく来てくれることになった。やった、安心。上野新宿ラインで上野行きグリーン車に乗り、宴会の続き。乗り越しても上野終点なので安心である。
前回の反省を踏まえ、大宮から埼京線、武蔵浦和で武蔵野線に乗って帰れると思ったのもつかの間、武蔵浦和の電車待ちでベンチに座ったら眠りこけて1本逃してしまった。朝霞台に着くと、東上線上りは終了しましたの表示。仕方なくタクシーを30分待ち、朝霞まで￥1500、朝霞から自転車で帰宅したのは1時半だった。最後はちょっとミスしたが、まあ楽しかった。
3名全員が名前の頭文字「う」なので、「う３臭い」グループのツアー終了。2か月おきの第二土曜なので、次回は10月14、あれ、10月生まれ誕生日会とバッティングだ。21日に延期してもらわねば。
