酒飲んで熟睡していたら、深夜にテントを叩く雨音で目が覚めた。風は大したことないので、紀伊半島の様にテントが飛ばされる心配はないが、とにかくうるさい。遠くでは雷鳴も轟き、不安になる。
朝目覚めても大雨は変わらず。それでも朝は余裕だった。試したかった網焼き道具でフランスパンを焼き、プラ容器で持参したマーガリンで塗りたくり、朝食。
シューズカバーをはじめ万全の支度をして出発。
とにかく西へ西へと行けば岡山へ行くはず、４０kmなので楽勝。
おかしい、ここに湾はないはずなのにと思ってよく見るとソーラーパネルの平原である。
ポンチョにオーバーパンツ、シューズカバーにオーバー手袋と万全装備のはずだったが、肝心の体幹が薄着で凍える。たまらずしまむらで売れ残りのトレーナーを５５０円で購入、着替えてなんとかなりそう。
しかし下半身はパンツまでずぶ濡れである。県道をうろうろしていたら、滝のように流れる車道にぶつかり、果たして沈んでしまうのではないかと心配しながら突っ切ると、水深は１０cmもあり、水上スクーターのようだ。(写真なんて撮る余裕なし)
岡山駅前で格安ホテルを予約したが、チェックインには早すぎる。コメダを見つけ、休憩するものの、下半身ずぶ濡れで布製の椅子を塗らしてしまうので、店員にお願いしてビニールシートを敷いてもらった。
まだ時間があるので、コインランドリーに行き、ポンチョで隠しながら下着まで乾燥した。スニーカーも専用器でかんそうしたが、１時間たっても乾かない。あきらめてホテルへ向かうと、雨は小降りに。
教訓。雨具はしっかりしたものを。雨の時は体感温度が５°下がる。防寒も考慮に。
関東はこれからだが、こちらは峠を過ぎたようだ。明日からまた頑張ろう。それにつけてもゲストハウスで連泊していればこんな目に会わず、オーシャンビュー絶景だったのに。
