昨晩泊まったキャンプ場は、東京湾フェリー乗り場のすぐ近く。神奈川県民が千葉を走る時には便利な場所だ。コンビニも自転車ですぐ近くなので、食料補給に困らない。オーナーは同年代で、まだ開設してから3年だそうだ。こじんまりしているが、3年で個人自力でここまで作るとは恐れ入った。キャンピングカーや写真にある冷暖房付き自作のキャビンも個性的。
今日は館山、野島崎を回って半島東側へ出る。南風で向かい風の熱風だが、午後は追い風になるだろう。
朝食はいつものトーストにから揚げ乗せサラダ。チューブバターは液状化していたが、焦げた面に塗ると旨いのだ。
フェリー乗り場には窓だらけの船が停泊していた。ちょっと変わった作り。
フェリー乗り場付近にはコンドミニアムが並ぶ。夕日は良く見えるが、なんだかアパートに住んでいるみたいだな。
最初は民宿名と思ったが、千葉のあちこちでよく見かける看板。夏の季節だけ開設する民宿とは違うことをアピールしているらしい。まさか「としま」ではないだろうが。(字が違うだろ)
鋸山近く。日陰で休みたくてわき道に入るとオサレなカフェが。サウナも併設らしい。板敷のオープンデッキにジャズが流れている。アイスコーヒーが飲みたかったが、どうも似合わねえなと思い、日陰だけ借りて店には入らず。
館山近くになり、岩井海岸の看板を見つけた。小学校5,6年の臨海学校で来たことがある。ここで平泳ぎを覚え、100m泳げるようになった。どこに泊まったかは記憶にないが、宿から海岸に行くのに切通しを通ったことだけは覚えている。
白浜など大規模な海水浴場は房総に数多くあるが、ここは比較的小さく、温泉街もない静かな砂浜。臨海学校には最適だったろう。
余りに暑く、東北の旅で覚えた白くまアイス。コンビニの日陰で食す。
右折沖ノ島と言う標識があったが、おそらく館山から西へ向かうのだろうと思い、地図を見ずに右折した。自衛隊館山航空基地沿いを行くと、そこは砂州でつながった小島だった。別に渡ったところで何もないただの森だが、こういう島を人は必ず渡りたがるもので、多くの人が砂州を歩いている。
俺は目的が違うので先を急ぐ。だが先は自衛隊基地なので行き止まり、Uターンして戻る羽目になった。
州崎灯台と言うのを見つけたので、寄ってみる。
館山の北西端に建っている。野島崎が房総の南端だが、西に少し出っ張っているので、船が間違えて座礁するのを防ぐため追加されたという。確かに三浦半島が間近に見える。
南岸にようやく回り込み、房総フラワーラインという快適な道路に出る。ただし、海側は防風林で全く見えず、早春の花の頃来るのが正解だろう。
やたら直線が多く、疲れたので道の駅アロハガーデンたてやまで昼食。ヤシの木陰でおにぎり。アロハガーデンは今時流行らないフラダンスショーなどをやっているらしい、南国風の音楽が流れる珍しい道の駅。
フラワーラインも終わりに近づくとようやく海が見え、野島崎灯台が見えてきた。
ここは2度訪問、1度登っているので、トイレのみで通過。灯台付近は海鮮料理の店ばかりなのだが、なぜか灯台の一番近くは中華料理屋。ほかの町にもあった、チェーン店らしい。
東岸に入り、日も傾き、追い風になった。
千倉海岸ではサーファーが波を待っている。波に乗った写真を撮ろうとしたが、5分くらいではなかなか乗らない。自棄になり、1枚だけ撮って出発。
今晩のキャンプ場とコンビニが離れているので、早めに食糧調達。前回ナップサックの紐が車輪に絡んでしまったので、ゴム紐で固定。いい感じ。下の荷台も機能して荷物が下がらない。
15%位の急坂を登りきるとキャンプ場。電源付きでソロなら¥1500でシャワー無料。
海を臨める高台にある。
夜見回りのひとからサービスですとアジの干物を頂いた。普段スーパーとかに寄らないので、魚を焼けるのはありがたい。
キャンプトースターで結構うまく焼けた。
薪も無料。ただし廃材なので大きく、ナタが無いと燃える大きさに出来ない。
まあいい、焚火はおまけ。今日は結局81㎞。酒飲んで熟睡。