昨晩は俺が到着した後もかなりの雨が降ったようだ。函館から札幌へ行く特急も止まったらしい。夜中に小屋の天井が雨音で騒がしかった。オーナーの配慮に感謝。テント泊だったら全身ずぶ濡れだったろう。
一夜明け、嵐は過ぎたようだ。
明るい時に見たらずいぶん手作り感満載のキャンプ場だった。子供たちは遊び場だらけで
喜びそうだ
まっすぐ苫小牧まで行くと、少し時間が余る。国道を離れ、登別温泉寄りに登ってきたキャンプ場なので、このまま国道へ降りずに登別温泉に行ってみる事にする。
20分ほどで着いたそれはさすがに日本の有名温泉。大きなホテルが林立して、他の温泉街のようにつぶれたホテルは見当たらない。
地獄谷に行ってみた。まあ日本に幾つもある噴出中の硫黄谷である。それほど感動しなかった。観光客の多さも原因か?
地獄谷から更に狭い道(幅2m以上の車通行不可)を登って行くと火口湖に出る。こちらは静かで魅力的だ。
ただし国道へ降りるのに林道のような道で結構時間がかかった。
登別駅まで下って、苫小牧まであと何キロか知ろうとしたらgooglemapに地図が出ないのでわからないと。
まあ2桁国道なので、そのうち表示が出るさ。走って行くと案の定距離が。あれ?苫小牧まで48km!
自転車をバラし弁当買う時間考えるとあと4時間で?ムリ。休憩入れて平均時速12km/hなどこの装備で出した事はない。悩んだ末、休憩を減らして頑張ることにした。
幸い国道は一直線。つまらんが速度は出る。
襟裳岬方面も見えて来た。
さすがに苫小牧。王子製紙の煙突が見えてきた。ただし10km以上手前から見えるので、なかなか近づかない。
やっと全貌が見えたら駅前だった。
頑張って2時到着。1時間かかってバラしても30分余裕がある。
酒とつまみ弁当をしこたま買い込み、特急北斗へ。
自転車ではパスした大沼公園では駒ケ岳の姿がくっきり。やはり行かんで正解。電車から見られたのだから。
いくらはやぶさと言えども大宮まで4時間。朝霞までは更に1時間。駅で自転車組んで自宅は深夜1時頃だろう。とにかく予定どおり完走。辛い旅ほど思い出に残る。