テントのポール無しにより旅館利用に踏み切ったため、キャンプ場より15km手前だった。泊まった旅館はクラッシックだが綺麗に整備されていた。
となると今日は約70kmを走らねばならない。平館不老不死温泉に寄ろうとしたが、今日もホテルだし、早く着いてゆっくりしようと先を急ぐ。
しかし気になるスポットが地図上に現れる。青函トンネル入口広場という。海岸線の国道を外れて少し行くと現れた。只のトンネル入口なのだがここから青函トンネルに入ると思うとなぜか感慨深い。ダイヤが表示されていたが、新幹線通過は10分前だった。小さな祠があり、一念岩をも通すとのこと。
安全祈願をしていたら、貨物列車が通過した。ラッキー。
津軽鉄道の終点、三厩駅にも行った。昨年の豪雨で橋が落ち、未だに不通である。 本来は津軽半島北端の駅なのだが、草が生えて線路が草原になっていた。果たして再開はあるのか、それともこのまま廃線か?
あとはほぼ平坦な津軽半島東岸を行く。国道と平行した漁師町の堤防沿いを行く。漁港というと礒の香りだが、ここではホタテの香りがする。
これこそ車では行けない道だ。自転車旅を満喫する。
青森市に近づくと急に都会になった。ベイブリッジを渡ると青森駅は直ぐそこ。とうちゃこ。
小学校入学の年も、3年生になる時の転校も連絡船だった。石川さゆりの歌詞のごとく旅情を誘う旅となる。新幹線でまだトンネル出ないのかと言う旅とは味わいが違うのだ。ひょっとしたら今自転車で旅をするのはそんな記憶が身に付いているからかも知れない。
チェックインすると息子からテントポールが届いていた。よしよし、あとは家には見当たらないと言われたペグを買いに行こう。青森市中心部だからスポーツショップはあるだろう。ついでにバッテリーも2台共満充電にしておきたいと思い、交換することにした。
なんとここで問題発生。バッテリーが外せない。色々試行錯誤し、1時間半かかってやっと外す方法はわかったが、今度は装着した際のカバーが閉まらない。メーターを見るとバッテリーが接続不良でエラーになる。都合2時間トライしたが、解決せず。このままでは下北半島で座礁の可能性が高い。自転車のシステムは熟知しているので大抵のトラブルには対応できるが、e-bikeのシステムは見当もつかない。
あきらめた。このまま輪行で東京に帰り、ドック入りさせることにした。残念だが、今回はR1で終了。R2(リベンジその2)である下北半島、R3の田老釜石はお預けとする。せっかくボールを送ってもらったのに悔しい。次を楽しみにする。今度は切符失くさないようにしなきゃね。