一昨日到着した志布志駅から出発。大隅半島の旅である。志布志のでゆるキャラは志武士らしい。
終点の駅は物寂しいものだが、ここは近くにショッピングセンターがあって賑やかだ。キャンピング仕様に準備していたら10時になってしまった。
大隅半島は日本地図でもはっきりわかるほど大きい。九州の南の出っ張りの右側のヤツ。
遠くから見てもその大きさと高さがわかる。西側を行っても東側を行っても坂だらけのハズ。怖じ気づく.
ともかく東側沿岸を行くことにしてトコトコ走る。車は10分に1台程度。静かに進む。都井岬への道ほど坂はきつくなく、変速ワイヤーも調子良い。少しずつ高度を上げ、気がついたら断崖の上の方。
下りや平地も結構あるので休める。
そして運命の分かれ道、内の浦についた。ここから国道は半島西側の鹿屋市へ向かうか、南へひたすら野島崎を目指すかとなる。南に5kmほど進むとJAXA宇宙観測所がある。
ここまで来たら私としてはロケット関係の宇宙観測所に行かない手はない。だが内の浦港から見えるパラボラアンテナは山の遥か上に見える!2度と来れないと思い、意を決して登りだす。延々峠まで9.6%ので登り。多分脈拍数175位行ってると思う。
峠が観測所入口。だが目指すパラボラまでまた同じくらいの激坂。500m位登ってやつとパラボラの根元へ到着、はやぶさの追跡もやったアンテナである。デカい!
もう疲れ切って他の資料館など見る気もなく、早々に内の浦港まで戻る。登り50分下り5分。
このまま南へ進むと地図上で明らかにクネクネ道。キャンプ場まであと30kmもあるので却下。西の鹿屋市から攻める。またまた8%位の道をヒイコラ登り、トンネルへ。
怖いなどと言う気もない。長さが3000mあるということはそれだけトンネルまでの登りが少ないということ。ありがたい。
トンネルを出るとほぼ下り。冷たい向かい風で手がかじかむ。テントを張る気力なく、近くの日帰り温泉が宿泊もしているそうなので、値段も聞かず予約した。ネットで安い宿を探す気も起きない。
部屋は広く、朝食付きで6000円、人工温泉だけど大浴場で暖まる。明日朝は9℃。寒の戻りだそう。明日のことは明日考えることにする。
宇宙観測所に建っていたロケットの父、糸川英夫博士の言葉が身にしみる。
皆さんの応援が力です。逆境に向かいマス。