ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

23日目 指宿から開聞

昨晩のカプセルのマットレスが固くて体が痛い。うちの車のエアマットプラスコールマンの寝袋の方が柔らかい。

今日は自転車休養日とする。開聞駅まで走っておいてきているし、車の中てんやわんや、整理をしてゴミも処分したい。携帯のデータ移行と車内ベッドに使うすのこの補修。これだけで半日かかる。静かな公園に移動して荷物を外に放り出し、さっぱりする。ついでに使わない備品の配置を見直し、リビング(後席)が若干広くなった。

掃除を始めたのにはもう一つ理由がある。財布を落としたらしい。昨日の指宿駅での千円ジュース以来現金を使っていない。車内を捜索したが、ない。諦めて2万6千円のジュースを飲んだことにする。警察には届けたが、現金しか入っていないので、たぶん出てこない。もう一つ、自転車用のサングラスがない。たぶん休憩時に落としたらしい。逆パンダにならなくて良いのかも知れないと思うことにする。

掃除を片付け、携帯の以降も済ませたので、友人に進められた知覧の特攻記念館に車で向かう。山道を延々登り、着いたらたしかに平ら。沖縄に一番近い飛行場として特攻の出発基地になったところだ。辞世の句、別れの手紙に思わず涙が出る。また父が海軍航空隊で生きて帰ってきたことにも改めて感謝した。

もう夕方4時、宿を決めねばならないが、開聞岳一周をしたかったので、南九州最大の湖、池田湖を経由して開聞岳へ向かう。池田湖にはイッシーという恐竜が住んでいるらしい。

開聞岳は6時頃。左回りに沿岸を走る。舗装がきれいで快適、自転車でもよかったなと思っていた時、

突然舗装がガタガタになり、車一台分しか通れないトンネルに出会う。中は真っ暗。何より怖いのはすれ違う箇所がないのに長さが1km近くあるのだ。もし対向車が来たらうねうねと曲がるトンネルをずっとバックしなければならない。怖くて対向車が来ないのを念じて走る。ようやく出口付近100mですれ違い箇所があったが、気休めにしかならない。夕方で誰も来なかったので、助かった。「この先狭し、離合できません」の小さな文字の標識だけでは、皆わからないと思いますよ。離合って何?

時間もいいところ。忘れていた訪問地、長崎鼻からの夕日に丁度いい。長崎鼻薩摩半島の最南端。

いい夕日だったけど、宿泊地のWIFI状況じゃ送れないのが残念。真っ暗な開聞キャンプ場からでした。