ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

地下神殿へGO

4/27土曜日は2か月ぶりの温泉巡り(というより、日帰り観光が主となってきた)。

行先は春日部。電車で約1時間。降りてみるとやたら通路が長い。東武スカイツリーラインとアーバンパークライン(昔の人は日光線野田線)の交差駅なので、ホームが多いのはわかるが、ホームの前後通路間も長く、なかなか改札口までたどり着かない。なんでも橋上駅を工事中なのだという。橋上駅になるまでは東西出口の自由通路もなく、行き来は不便だろう。昔から栄える西口に比べ東口が閑散としているのはそのためだろうか。

東口で同行者を待っていると、老人の団体がやたら目立つ。中には旗を掲げ先導している団体もある。何のことかわからなかったが、どうやらスタンプラリーの実施中らしい。5月5日には庄和町でこの付近の名物、大凧揚げがあるので、その予告もあちこちに。今晩アド街ック天国で春日部が紹介されるらしく、その影響もあるのか。

我々う3臭い面々(頭文字が3人とも「う」なので)は、路線バスで道の駅庄和へ。ここで早めの昼食。入場が1:00からなので済ませておく。特に美味しいわけではないが、現地へ行くと何もない河川敷なので。

コミュニティバスに乗り換え、江戸川河川敷で降りる。何もない河川敷にポツンと巨大な建物。国土交通省江戸川河川事務所首都圏外郭放水路管理支所だ。長い名前。

ここで何を見るかと言うと、洪水を防ぐために作られた世界最大級の地下放水路なのである。スマホを自宅に忘れてきたため、パンフを写真に。

我々はその最安コースで見学1時間¥1000。最長コースは¥4000もする。

入場前に航空写真を使って埼玉と東京の河川の現状と洪水対策の説明がある。そんなことより「俺んちここだよね」みたいなローカルな話題に終始。

さていよいよ放水路のメイン、調圧水槽に降りる。階段のみで110段、中は15℃で少し涼しい。いきなり巨大な空間に降り立つ。幅100m、奥行き170m、高さ30mの貯水槽だ。柱が39本建ち、それが防災地下神殿と言われるゆえんだ。

雨の量が多くなると、支流の河川から江戸川に流れ込む量が一気に増大する。そして下流江戸川区などが堤防を越えた水で浸水してしまう。それを防ぐためにいくつかの河川から流入する雨水を一時的に溜め、ポンプで少しずつ放流するのがこの施設の役割だ。

実物を肉眼で見ると、TVなどで迫力の映像より、なぜか大したことないような感じにとらわれる。説明ではサンシャイン60を横に置いた大きさと言うが、どうもそこまで大きなものと感じられない。貯水されている状況なら、迫力が違うと思うのだが、その時期は(昨年は7回あったという)危険でもちろん見学中止である。

床はコンクリートの平面で綺麗なものなのだが、年中人力で退席する土砂を掃除しているというから、その労力には感心した。俺なら即腰痛だろう。土砂が多いときはブルドーザーをクレーンで下して掃除させるそうだ。

上流側には各河川と接続する高さ70mの立坑、下流側にはガスタービンエンジンで稼働する排水ポンプとその羽根があるらしいのだが、立坑コースは¥3000、羽コースは¥4000となり、国の施設としてはかなり高額だ。まあガイド人件費などが入っているからかも。

110段を登り返し、かなり息が切れたが、1時間1本のコミュニティバスの時刻が迫っているので、急いで出口へ。さて温泉だ。駅へ戻って今度は徒歩で温泉へ。

まったりしたが、駅までまた1時間に1本のバス。間に合うよう風呂から上がり、春日部駅西口へ。飲み屋を探すが、土曜の17時と言うのに客引きが寄ってくる。春日部で客引きに会うとは思わなかった。あと1席と言うお姉さんの声を無視して近場に。2次会へ行こうと探すと、結構一杯で3件ほど探す羽目になった。春日部、飲み屋が少ないのか、それとも客が周辺から集中するのか、意外な一面だった。結局5時前からのみ始め、解散は10時過ぎ。相変わらず良く飲むねえ、う3臭いわ。