ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

24日目 開聞から枕崎

開聞岳の麓のキャンプ場から枕崎まで19kmしかないが、その次を考えるとここで泊まったほうが良さそうと判断し、枕崎までアップダウンの多い道、ただし大きな傾斜はなく、尾根を乗り越えて勢いで下がり、また緩やかにアップする快適なみちであった。枕崎に着いたら12時半、帰りの開聞までのバスを調べると30分ある。駅前の食堂で海鮮丼を注文。ところが板前が一人で右往左往。大きな注文が入ったのか、一向にまな板に向かう気配がない。これはバスに間に合わぬと、キャンセル。車で到着してから食事することにし、バスを待つことにした。


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鹿児島交通のバス時刻表を手に入れ、明日の鉄道なしの帰路の見通しがついて、途中乗り継ぎだが、開聞まで帰るバスに乗る。バス中次の準備をなにかすればいいのだが、帰路は大抵爆睡。タイマーをかけていたのに、バス停2つ乗り過ごしてしまった。田舎のバスの停留所間は長く、30文も歩く羽目になった。しかし今日は余裕の行程、車で枕崎まで40分、カツオの産地である。おさかなセンターに行って今度こそ海鮮丼!ところが3時を過ぎていて、食堂は皆閉店。駅前の観光案内所で聞くと一番早く再開するのが先程食いそこなった駅前食堂。日帰り温泉に行き、体を温めたあと再度挑戦。ところが開く気配がない。しょうがない5時半ころなのかなと駅前スーパーに行ってノンアルコールビールで持たせようとスーパーで物色していたら、先程飲食店を聞いた観光案内所のお姉さんがスーパーの中まで追いかけてきてくれ、店の前で諦める様子を見ていたようで、店に電話して、今日だけ開店時間が6時になると教えてくれた。観光案内所員の鏡である。ありがたく6時まで待って入店したが、海鮮丼が大したことなかった。でも人の心遣いが嬉しかった。

宿泊地は駅から2kmくらい離れた無料のキャンプ場。3時ころ場所を確保したので、狭い海浜で平らな位置を確保できた。

キャンプ場の先の岬には、戦艦大和ほか沖縄戦に参加する前に沈められた箇所が枕崎がほど近いとして、鎮魂の碑が建てられている。特攻もそうだが、大和だって勝ち目はないことを知っていたはずである。平和に合掌。
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