昨日の宿は工事関係者の長期滞在しかいなかった。朝７時に起きると皆出勤後だった。俺は余裕の４５km。チェックインには早すぎる到着となる。ゆっくり支度して９時出発。
国道を少し戻り、西へ分岐する県道を行く。傾斜はゆるゆる、林間を行くのでそれほど暑くない。道の駅のあるダム近辺はさすがに傾斜がきつくなるが、それも長続きせず、８kmほどで道の駅到着。
静かだなあ。駐車している車もいない。こんな山中で良く道の駅やっているなと思ったら、木曜日は定休。
別に期待していないので、ゆっくり休憩していたら、サイクリストがやってきた。聞くと今日むつから走ってきて、大間を周り、下北半島を一種してむつへ帰るという。２００kmコースだ。すごいなあ。健闘を祈る。
道の駅から海まではドンドン下って、漁港に出るが、名勝仏ケ浦まではまた登り返さねばならない。
下北各所にある注意標識、さてこれは何でしょう？
接近してみるとわかるのだが、標識に気を取られると却って事故を起こしそうだ。
昼食は質素な食堂でウニ丼。安かった。2500円。
沿岸に着いてからまた延々と登り返し、ようやく仏ケ浦駐車場へ。仏ケ浦付近は絶壁なので、駐車場と展望台の２か所しか見える所がない。駐車場は遊歩道経由で下から、展望台は上から望む。駐車場に自転車を停めて遊歩道を歩き始めたが、案内はここから６００m、高低差１２０m。行きは下り徒歩２０分、帰りは登り徒歩４０分だと。ちょっと迷ったが、今日はゆるゆる行程なので、むしろ時間を使いたい。行ってみることにした。
最初は坂道、後半は階段の連続。これ帰るのかと泣きそうだ。でも海岸までたどり着くと、疲れは吹き飛んだ！
すごい迫力だ。見上げるような岩の並びが周囲に林立。下北で一番の景観。
人が小さく写っているが、とんでもない高さだ。
東北周回のハイライトにふさわしい。来て良かった。
１時間半を費やし、国道に戻ってもうひとつの展望台も行ったが、小さく眼下に見えるだけ。ここは絶対に下から見るべき。足の悪い人は観光船から上陸できるのでおすすめ。
さて北上し、今日の宿泊地である願掛け公園キャンプ場を目指す。１８km程度なので大したことはない。ただし電動ならね。男鹿半島で坂道に挫折し、早々にアシストバイクの導入を決めたのだが、ここも同様、なぜか日本海半島西側は漁港へ降りるため海岸近くまで道路が降りていき、高潮を避けるためか絶壁を上がっていくアップダウンの連続なのだ。
坂道を除けば紀伊半島東岸のように景観はいいんだけどね。
ほどなくキャンプ場に到着。テント泊は俺一人。どこでもいいですよとの事で、炊事場近くをゲット。雨のため夕日は見えないが、快適そうだ。
夕食を入手していなかった、。もっとも近い食料品店が４km先にあるので、設営後空身で買いに行く。さてキャンプは初日。強力蚊取り線香は有効なのか？
