土曜日は友人と予定していた上野のマチス展へ。
約40年前卒業旅行で行ったパリのポンピドーセンターで窓際に展示されていたマチスがとても印象強く、是非とも行きたかったのだ。
自画像が味わい深い。
柔らかな女性の体も魅力的。
そしてなんといっても空間と色の構成である。素晴らしい。
驚いたのは、作家の住処周辺に礼拝堂があり、壁画やステンドグラスなどまるまるマチスのデザインでできているものがあるということを知った。西洋では宗教と芸術は現代でも真に結びついている。
鑑賞後は恒例の昼食。今回はニューヨーク発祥のバーガー店に。
さすが本場並みのバーガーだ。でかい。パテの厚さは3㎝程もある。ケチャップとマスタードは各テーブルに常備で、かけ放題である。
友人は各々別のメニューも頼んだが、皆満足したようだ。
90分ほど楽しんだので退散。コーヒーを飲みすぎたので、2次会は喫茶店ではなく、不忍の池の木陰へ散歩し移動。
池中央の弁天様前は屋台が出て賑やかである。
本当は総勢4名なのだが、撮影者を差し置いて、3名で記念に。
木陰のベンチは涼しく、2時間ほど近況を語り合う。話題の中で社長の娘の入学について聞いたところ、そのことではなく、とんでもない答えが返ってきた。2か月ほど前に離婚し、嫁と娘は出て行ったのだそうだ。まあ事前に知ったところで俺たちがどうこうできる問題ではないが、落ち込んでいたなら、話し相手くらいにはなったろうに。連絡は一切なかった。そこがちょっと変わった社長である。会社の借金、家のローン、養育費と三重苦ではあるが、健康だけは維持して欲しいものだ。
その後アメ横を冷かし、毎年の夏のキャンプには来られるよう依頼して別れる。
日曜日はキャスター台の続き。設計が終わり、いよいよ材料の組み立てに入る。ただ、ネックとなったのがキャスターの支柱がアルミアングル材と干渉して水平方向の回転が阻害される点である。フレームであるアルミアングルを削る手もあるが、強度の点でいまいち不安。キャスター側を削るならば鉄製なので、1個25㎏の耐荷重の足を多少削っても4個で30㎏位を支えるので持つと考え、キャスターの足に切れ込みを入れた。
ただし、鉄板を削るのは非常に大変である。回転式グラインダーなどがあればすぐなのだが、万力では微妙に固定できず、鋸刃も入りにくい箇所なので、削るのに往生した。
試行錯誤し、夕方近くなってようやく1個だけ完成した。
取付位置もギリギリに納めるため、取付穴位置がずれたりして失敗、穴を広げて位置調整を行う。
これでようやく1個分完成。これをあと3個作るのかぁ。強度を保ち、かつコンパクトサイズに収めるにはなかなかの努力が必要だ。サイズは決定したので、明日また頑張ろう。さて夜はMLBだ。大谷君、今日は打ったかな。