懸案の輪行キャスターだが、ほぼ完成形に近づいた。
どうでしょう?と、言ったところで何がどう良いのか皆さん理解できないでしょうね。
第一に、アルミフレームに変えたことで、強度は上がり、重量は軽くなった。
第二に大径のキャスターに変えて走破性は上がったが、アルミが薄いために、畳んだ時の厚さが抑えられた。
第三に収納するバッグのサイズに合わせて設計したことで楽に収納できるサイズに抑えられた。
良いことづくめのようだが、不安要素もある。
第一に、金属で構成されているフレームにネジ止めを多用しているため、ネジ穴から割れが発生する可能性がある。
第二に、段差を乗り越える時など瞬間的には50㎏位の重量がかかる。2㎜圧のアルミ材だが破断の可能性は無くはない。
不安要素は数あれど、市販品がないので作らざるを得ない。大体21kgもあるe-bikeを輪行しようという輩は少数派だ。多分日本で数十人しかいないと思う。
テスト走行は必須だ。前回ver.1の時はぶっつけ本番で輪行し、キャスター破壊、部品の紛失などの目にあった。一応は無難にこなせることを確認したいので、秩父や湘南で試してみることにする。
新たにリヤバッグ及びリヤキャリアも新調した。バッグはワンタッチで取り外しできるし、今までの倍近い容量なのでキャンプにも余裕。キャリアは傾けると輪行袋の中に入ってしまう。世界中で実績のあるドイツのメーカー品だが、価格は国産の倍くらい。キャリアは本来店頭にあるものを自車に適合するか確認したうえで買わないと泣きを見るのだが、今時多数のキャリアを店頭に並べ販売する自転車店は皆無。角度や見栄えにこだわる人はフレームと一緒にオーダーするのである。
そんなんやってられねえ。こちとら実用性重視。さてうまく付くのかはギャンブルだ。
早朝起きてネットで地図を見てたら、やはりやり残した東北を今年の夏はまず完走しようと決めた。目標は津軽半島周回、下北半島周回。それに三陸の田老から釜石まで。これで東宝沿岸完走となる。ついでに岩手県のトドが崎。本州最東端である。徒歩でしか行けないのだが、ここは欠かせない。日本本土四端とともに本州四端もクリアしたい。