ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

輪行キャスターver.2製作

今回の福島ー茨城キャンプランで破断した輪行キャスターだが、自家用車のない俺にとっては輪行は旅を続けるための重要な手段である。21㎏の自転車とその他の荷物を背負って駅のホームを歩くのも一つの方法だが、さすがにこの重さは応える。

そこで、旅費で浪費のためしばらくおとなしく自宅で謹慎している間に、輪行キャスターのバージョンアップを企てることにした。

破断した原因は、軽量化を狙って基板に使った木材の強度が自転車の重さに耐えられなかったこと。もっと強度のある杉やベニヤ合板を使い、板だけを差し替える手もあったが、それでも再び破断する可能性も無くはない。

そこで骨格材料として選んだのが、アルミのL字型チャネル材。簡単に折り畳みができないのが難点だが、ボルトナットで接続する形式で2つの部品に分解し、走行時にはリヤのバッグに収める方式とした。今後リヤバッグを大型化する計画だが、その時に収まる大きさにしなければならない。

サイズ的な問題点は、リヤバッグはペダルを踏む足の踵がバッグと干渉しないように横から見て逆さの台形になっている点で、その下辺の幅は各種バッグのメーカーを見ても最大23㎝ほどしかない。一方キャスター台としては車輪間に30㎝の幅がないと輪行時に横倒しになる可能性が高くなることだ。

ラグーン

解決策としてアルミチャネル材を鳥居の足を向かい合わせた形に組み、鳥居形に2つに分解できるようにすれば、分解後下辺の幅が22㎝、上辺の幅が30㎝でバッグに収まる。

もう一つ問題点だったのは、キャスターの車輪直径が32㎜では、駅のホームや通路にくまなく配置されている目の不自由な方への凸型ブロックを乗り越えられず引っかかって止まってしまう点。これについては直径40㎜のキャスター車輪にすることにより、乗り越えを容易にする方針だ。本当は直径50㎜位が理想だが、バッグに入れた時の厚みも考えるとここらが限界と思う。

いつもの通り、大まかな構想を作った時点で材料を仕入れにホームセンターへ。車がないので自転車でバックパックに1m長のチャネル材を背負って運んだ。

基板がアルミで薄くなったのとキャスターを大型化したため、接続するネジの直径や長さが合わなくなり、買いなおす。¥7000程。結構な金額になった。

明日からはH字型フレームの構築のため、部材の切削と車輪の取り付けのため穴開けを開始するが、細かい部分は作りながら考える。

旅と同じで、見切り発車し、上手くいく点を見つければそれなりに設計変更、不具合が出ればやり直し。いつになったら完成するのか、まだ未定。