- という記念行事があった。元いた会社の創立１００周年だそうである。場所は北区の区民センター、８０周年の時期はバブルだったので、赤坂プリンスで盛大にパーティを行ったが、コロナ収束が見えない今、パーティは自粛、舞台での講演、プレゼンのみである。
久しぶりに王子に来た。やっぱり下町だ。行事前に昼食。今時貴重な全面喫煙可という喫茶店を探し出し、ピラフセットスープサラダコーヒー付き￥７８０を注文。
店名がBigBenというだけあって、ビートルズ初期の音楽がずっと流しっぱなし。客はやはり俺と同様の孤独な老人が多い。別室で喫煙室のある喫茶店もあるが、食卓で喫煙できるのはやはり落ち着く。
13時半より式典開始。全国に散らばっている社員を集めているだけあって、500名程度が集まった。この会社は資本金３億円、社員500人程度の中堅企業であるから、500名集まるとほぼ社員全員となる。OBも30人ほど出席したが、OBブースに知っている顔はわずか、OB会に入っても新参者の俺は昔話を散々聞かされるだけなので、入会はしなかった。
社史のスライド、講演、勤続表彰、お決まりの進行が続く。そして議員さんの講演、次の時代に向けてのビジョン。
元々戦災復興から始まり、土地区画整理事業をメインに大きくなった会社だが、基本土地区画整理とは土地の値上がりを前提として成り立つ事業なので、全国的に先細りだ。そこでSDGsなど都市の未来形を念頭に置いた開発などにシフトするビジョンが示されたが、どうなのかな。まあカリスマリーダーのいる成長分野の企業ではないので、そこそこ頑張って欲しい。売上向上目標は素晴らしいが、一兵卒として働いた感覚からすれば、社員がモチベーションを持って長く勤められる環境整備を行う事が真っ先に大事だと思う。建設コンサルタントは仕入れの要らないソフトウエア会社なので、人材がすべての強みだと思う。
散会後赤羽の居酒屋に移動。これを目的に来たのだ。地方から東京に集まってきた顔なじみとの再会だ。
現役の後輩の計らいにより、九州から来た先輩と、あの子も来てくれた。もうこれだけで来た甲斐がある。
楽しい時間は過ぎ、次は山陽、山陰を走破して下関に行った時か。いつかは再会したい。
帰宅し、翌日は補修作業。
キャンプチェアの接続部が破断したので、どうするかあれこれ考えたが、結局L字金具をボルト止めすることで解決できた。今まではリベットで留められていたので、ボルトのゆるみには注意しなければならないが、折り畳みと展開の際に動かすだけだから、しばらくは持つだろう。
壊れたコネクタは黒いプラスチック部分。
ボルトに置き換えることで復活。製造物責任は俺にある。
次にキャンプテーブルの補修だが、ほぼ天板から作り直しなので、ちょっと時間がかかる。まずは材料仕入れからやろう。
