明日は元会社のサイクリングがあるので、九州から帰ってからの車体を再点検。
まずホイールのリムテープを交換する。九州では実に11回のパンクを経験したのだが、原因の一つはリムテープの劣化にあると踏んだ。
リムテープとは車輪のチューブと接する部分に巻いてあるテープで主にスポーク穴のヘリがチューブと擦れ合いパンクするのを防ぐためのものである。写真で丸く凹んだ部分がスポーク穴との段差である。購入以来10年交換していなかった。これが怪しいと踏んで交換。600円程度なので高くないが、スポーツサイクルショップでないと入手できない。交換後は若干穴の凹みが滑らかになったような気がする。
次にサイクリングシューズのクリートの調整。クリートとはスキー靴で言うとビンディングをかける凹みのような金具で、靴底についている。体重をかけるとパチンとハマり、かかとを外に向けて回転すると外れる。このクリートの靴上での位置をネジで調整できるようになっているが、それがずれてしまっていたので、ネジを緩めて位置を調整する。ただこのネジがアーレンキーで回すもので、非常に穴が浅い。錆びて固着しているネジを無理やり回そうとして1回でもなめてしまうと、全く外れなくなってしまう。
危惧したとおり、1本なめてしまった。外れない。
専用のネジ外し工具も売っているが、買いに行くのも面倒。最後の手段。ネジの予備はあるので、電動ドリルでネジ頭を粉砕することにする。
ネジの形状と取り付け方によっては、頭に金鋸で切り込みを入れ、マイナスドライバーで回す手もある。今回は止められているクリートの再利用がしたかったのとネジの形状が皿ネジタイプだったので、ドリルで行った。
注油やブレーキの左右バランスを取って、さあ終了としたその時、タイヤに傷を発見。
チューブの面まで貫通している。本当はもう廃棄ものだが、タイヤがもったいない(セールで1本6000円)ので無視することにした。九州の山中じゃあるまいし、トラブルがあったら鍵かけてタクシーなりなんなりで移動できる。次の遠征時に替えよう。
ちなみに自転車保険で50km以内はロードサービスが受けられるものに入っているが、これは都会だけ。なぜなら自転車は運んでくれるが、人は置き去りだそうだ。田舎の山中で自転車だけサヨナラだと。加入してから知った。まあ年間300円位で傷害保険もついているから、良いんだが。
そんなこんなで準備完了。明日は曇るといいなぁ。適度な雨は涼しくて良い。晴れは暑すぎる。