ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

死を身近に感じた

1日だった。昨日は実姉の葬儀。大阪に住んでいる兄、姉の一人娘夫婦の4人だけの家族葬。お別れの間、姉は今にも「みんなここで何してるの?」と今にも起きだしそうだった。姪の用意したフランクシナトラが流れる中、花と思い出の写真を棺に入れ、葬儀は終わり。2時間後には骨の塊となって壺に収まった。


親の場合と異なり、やはり兄弟の死は自分の死を予感させる。自分の葬送には何の曲が良いだろう。すぐ思った。ルイ・アームストロングの「What a wonderful world」俺の生きた世界は素晴らしいし、残されたあなた方の世界もやはり素晴らしい。

姉の生涯は結構波乱万丈だった。新進服飾デザイナーとしてananにも取り上げられ、さる企業の社長と結婚をしたまでは良かったが、この夫がとんでもない奴で、かなり苦しめられたようだ。それでも娘を授かり、父母の元に身を寄せてからは、両親の世話を永年務めてもらったので、頭の下がる思いである。父母がなくなってからは横浜の娘のそばで一人暮らし、ゲートボールに水彩画。今回姪の骨折りで画集を印刷してもらった。さすが元デザイナー、素晴らしい水彩画だ。78歳ではまだまだ早すぎる死だった。

俺も家族葬がいい。大げさな式は好まぬ。泣いてくれる人が3人いればいい。友人などはもう呼ばない。その代わりお知らせは伝えて、故人を肴に旧交を温める機会にしてくれればと思う。孫はいないが、もしできたとしても、故人をしのぶなどという実感はわかないだろう。俺をよく知っている身近な人だけでいいのだ。歴史上の人物じゃあるまいし。終活も早めに考えないと、残された人が迷うだろう。まだ若いなどと言ってられない。

さて、格安クロスバイクも仕上げに入る。

フレームを車用廉価コーティング剤で光らせ、部品を一つ一つ磨きながら組んでいく。クランクから組み込み。

最近のシマノ製のある程度のクラス以上はホローテックと言って、アルミ中空クランクにあらかじめ中空シャフトが組み込まれている。軽量で組み立ても簡単、ベアリングセットをフレームに組み込めば、組み込み精度など気にしなくても、専用工具さえあれば簡単に組んでしまえる。

ただし、昔と変わらないのは自転車には逆ネジが2か所(昔は3か所)あること。右側のクランクシャフトのネジと左ペダルである。これはクランクをこぐことによってその回転方向でネジが緩むのを防ぐようにできている。

専用のレンチでシャフトを固定し、クランクはシャフトにトルクレンチで指定のトルクで固定する。

次はペダル。あれ、輝きが足りないなあ。明日磨き直そう。ということで今日はここまで。