半島などを巡る東北完結の旅程を考えなければならないと、蒸し暑い夜にマップを開いて宿泊やキロ数などの計算を考えてみることにした。
東北で自転車未完のルートは以下の3か所。
1.津軽半島
西の半島根元である鯵ヶ沢から西岸を行き、津軽半島先端を折り返し東岸を青森まで。
2.下北半島
西の半島根元である野辺地から時計回りに半島を一周、東の根元八戸まで。
3.岩手の北よりの一部
三陸鉄道田老駅から、釜石駅まで。これに本州最東端トドが崎も含む。
1.から始めるのだが、東京から青森を経て鯵ヶ沢まではJRで輪行し、スタート。1日目をどこにするかだ。40㎞程北の十三湖にキャンプ場がある。そこから急な登りを経て30㎞ほどで半島先端。そこにもキャンプ場がある。その後青森までは80㎞ほど。2泊で津軽周遊完了。
問題は充電だ。津軽半島先端まで70㎞なので、自車の航続距離から言って余裕のはずだ。ただし津軽半島西岸は最後の登りが半端ない(車で経験あり)。もしフルパワーで電池を使い切ると、地獄が待っている。
それは2.にも当てはまる。マサカリの根元であるむつ市を過ぎると刃の上端である大間崎まで130㎞の間、宿がほとんどない。しかも鉞の刃の部分、西端は男鹿半島の様にアップダウンが続く。大間崎で宿に泊まり、充電しても八戸までは150km。ケチケチ走行で電力セーブしても、届くかどうか未知数。
この二つのルートはやはりマージンを持ちたい。となると標準パワーで96㎞の航続距離なら、1泊は無充電でも、予備のバッテリーが必要になる。
重量3㎏、約8万円。困ったもんだ。久しぶりのローンか。6回払いならなんとか行けそう。通販サイトを比べていて、3日経ったら¥3k値上がりしていた。アクセスを見透かされているのか?
もうちょっとタイミングを見てみる。だがまた値上げしてたりするかも。
ああ、せっかくのハイブリッドバイク(人力と電力)なんだから、頑張ればいいのに、とも思うが、電力は人力の3倍はあるので、この魔力に憑りつかれたら、抜け出せない。キャンピング仕様だと車両総重量は30㎏を超える。それなら自動二輪で行けばよい、自力で頑張れば充電など不要との声多数あり。または充電できる宿だけを渡り歩けばそんな心配せずともよいのに。キャンプが好き、電動アシストが好き、高い宿は嫌いというへそ曲がりには皆さん付き合ってられないとお思いでしょうね。
ともかく、暑い7月後半へ向けて旅の準備は続く。