ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

遺産整理3

息子のメインの銀行から相続手続き書類が来た。返信用封筒が入っているので、郵送で俺の口座に振り込みできるが、その前にまず戸籍謄本、印鑑証明などを返送し、確かに俺が相続人だという証明を2回目の郵送で振り込み依頼をする順番だそうだ。

クレジットカードを多数持っていたので、最終残高というより、最近の引き落としがどのカードからあるか知りたかった。電話で問い合わせると、口座記録の公開は店頭でしか受付しないとのこと。ついでに相続証明も原本もコピーを取ってすぐ返してくれるらしい。郵送提出だと原本は郵送返送を待たねばならない。ネットで有人の支店を探すと、ラッキー、駅前にある。

その銀行はネットで来店予約ができる。予約すれば待たずに手続き可能だ。だが予約可能な日は1か月も先だった。皆銀行で散々待たされた経験をお持ちなのである。予約専用電話にかけ、オペレータにどこで予約すればよいか問い合わせた。するといきなり予約せずに行った方が多少待つが、即日手続きできる可能性は高いとの事。なんだ、最初からいきなり行けば良かったのか。

バイトの帰りに支店に自転車で書類を一切合切持って立ち寄る。が、駅前の貸しビルなので、駐輪場がない。付近を歩き回って民間の有料駐輪場をやっと見つけた。無料時間なし、¥150。区営で2時間無料の駐輪場のがあるのも知っているが、地下でスロープを降りていくのも面倒だ。ここは銀行のすぐ近くだし、平地なのですぐ停められるので手数料として考える。後で気づいたが、駐輪場は区の駐輪場がもう一つ平地にありますと、店内に貼ってある。外に掲示しろ!
銀行の受付に行くと、相続関係のあれとあれの書類は持っていますねと確認され、もちろん郵送提出をする予定だったので持っているので自信満々答えた。しかし、最後に実印をお持ちですかと聞かれた。相続申請書類に押印し、印鑑証明も持っているのでいいんじゃねえのと詰め寄ったが、口座の開示はまた別の申請なので、その書類に押印が必要だってさ。

ここまで来て、ムカつくので、意地でもやってやると自転車で往復40分。窓口終了まであと30分あるから、ラーメン屋のように途中でスープが無くなったのでカットという事はないだろう。待ち人数は1人。みんなネットで1か月後を待つんだなあ。そういえばキャンプ場もネット予約に変更した途端に埋まってしまう。予約状況が解らずその場でいくつも日取りを模索する電話予約なんてしたくないらしい、俺もそうだが。

順番が回ってきて、書類のこことここに書いてと指導されながら書く。書きながら話がどうもかみ合わない。この銀行の他の支店の分も開示できるんですかと問うと、それでは証明書の用途には合わないと宣う。俺の目的は口座の動きが知りたいんだというと、あ、税理士に渡す口座証明ではないのねと頓珍漢な答え。どうも相続で銀行を訪れ証明を貰うのは税額控除のための書類が圧倒的に多いらしい。

おいらそんなに裕福な相続人じゃねえよ、身なりで解らんかと言ってもわからんだろうね。ちなみに息子の口座もそうだがこの銀行ではすでに通帳は発行していない。従って法的に記録保管義務はあるが、口座のやり取りを見たかったらネットで見られるだけらしい。相続でパスワードが解らなければ、俺の様に窓口で実印を使って証明書を発行してもらうしか手はないそうだ。

そして開示期間は何月から何月までと聞いてくる。おいら今後のクレジットなどの参考にしたいので、死亡した11月以降でいいよと言うと、今月の分まで1年間単位だという。息子の放蕩記録が増えるだけでそんなに要らんと言うと、1年単位で定額ですからときた。え、金取るの?なんと開示には1年ごとに¥1,100(税込)必要だと!ネットで印刷すればタダなのに、それほど人件費が必要か。

まあこの銀行も窓口ブースが4つあるだけで、行員の姿が見えない。そのうちJRの様にモニタとスキャナー、カメラだけになるのかも知れない。

手続き終了し、いつくれるかと待っていたら、では郵送でご自宅に届きますとのこと。何じゃい、初めからネットと郵送申請にしてくれよ。3時を回ってしまったので、警備員に追い出され、トイレに行く暇も与えられなかった。

仕方なく銀行の入居しているビルの上層階にテナントのオフィスがあったので、エレベータで上がって用を足そうとしたら、このビルの関係者以外使用お断りの張り紙が。関係者に追い出されたんだから関係者じゃと無視する。透明なエレベータだったので、駅前のタワマンからはどんな景色だろうと見ると、新宿のビル群がわかるほど近かった。普段埼玉の県境に近いので、田舎だと思っていたが、やはり東京都なのね。タワマンは住むには不便だが、1週間くらいなら、この眺めを味わってみたい。