ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

紀伊半島西行day6

昨晩は炊事場泊。床は冷たくテントは袋詰め状態。

それでもテントごと飛ばされるよりはまし、よく眠れた。同宿の一人に聞くと、ここは紀州西岸の中で最も風の強いキャンプ場で、しかも今季最悪の風だという。知らないとはいえ、無謀だった。おかげでテントを買い換える踏ん切りがついたと言うものだ。

今日も強風、エコエコアシストで行く。晴れて海岸線は美しく、高速道路も整備されているので急ぎの車はそちらに流れ、一般道は車が少ない。風だけが難だが、仕方ない。

こちらはクエ料理が有名らしい。阪神大震災の際に転勤で神戸でクエ鍋を初めて食し、身のモチモチ感に感動した。てっちりと似ているが、もっと重厚感がある。また食したいものだ。

60km海岸線を楽しみ、和歌山市を過ぎてまた半島の先端へ。

人に聞くと今日のキャンプ場は林間で風も来ないとのこと。ただし、テントが壊れたので、レンタルすることに。崖の上のフロントへ行くとそこから見る景色は絶景である。ここの風呂が無料でついてくるのか、楽しみだなぁと思いながら、テントのレンタルを申し込もうとすると、フロントマンが悲しそうに「お客様お一人ですか?お貸しできるテントは鉄ポールの重量大型のテントしか無く、1泊のレンタル料金は¥10,000となっておりますが、いかがなさいますか?」との親切なお答え。そんな料金を払うなら、まともな宿に泊まれるわい!

テントを臨時購入するにも和歌山市側へ11km往復しなければならず、俺用の軽量ソロテントをおいている保証は限りなく少ない。当日キャンセルなので返金は無いが、他の安宿を探したほうがマシとの結論を下し、探す間だけ自転車を充電し、先の行程で探す。なんか日曜泊は休みのところが多い、沿岸は釣り宿とかあるが、いちいち料金を電話で問い合わせるのも面倒。唯一8km先に格安ホテルを見つけた。一泊¥3911。なぜ安いか、〇〇ホテルだからだ。通常は2名利用のところ、空き室を埋めるためネットで販売、一人利用も可となっている。明日の行程も短縮されるので、ここに決めた。夕闇の中行ってみると、予想通りの外観。

ベッドは広いし、風呂も大きい(当然だが)照明が暗めなのは仕方ない。TVなど誰も見ないためか、脇を電車が通るたびNHKの画像が乱れる。だが炊事場の冷たい床からすれば天国だ。たっぷり熟睡。