に、再び取り掛かる。
設計を何度か見直した結果、ミリ単位での材料切り出しが必要と解った。
第一の問題は、直方体のものを作る場合、天板と底板は普通面一杯の板を使うのだが、ケチってベッドを解体した1×4材でフレームを作ることにしたため、材料の長さ制限があること。
第二に、机の高さと合わせるため、全高夏は扇風機が入るサイズにしたかった。
総合的に検討した結果、設計図が固まった。(いい加減CADで描けば修正も楽なのに)
さらに問題となったのが、高さの問題。扇風機の高さは縮めても700㎜ある。机の高さは742㎜なので、キャスターの高さ、底の木材や天板の厚みを入れると742㎜を大幅に超えてしまう。仕方ないので、アルミのL字アングルにキャスターをネジ止めし、側面にオフセットで装着、高さを縮めることにした。各部材の厚みを考慮し逆算して内径を決めていく。
今回大量の1×4材を直角に切る必要があるので、丸鋸を使うことにした。これは切り始めると断面を直角に真っすぐ切ることが可能なのだが、材料と切り刃の位置を合わせるのに手間がかかる。位置合わせに3分、切断は10秒で済む。
ちょっと考え、ネットで見た丸鋸ガイドを考えた。L字アングルを使った本格的な治具が紹介されていたが、それでは保管に場所をとる。要は部材に直角に刃を当てればいいので、直角定規のようなものを作ってみた。切り初めの位置は自分で調整してクランプで固定しなければいけないが、そこからは直角に進める。しかもプラL字アングルと木切れ1個でできた。これはなかなか便利だ。
全部で12本の木材を切り終え、塗装のためにネジ穴を埋める。中古材料なのであちこちに木ネジをねじ込んだ穴が空いているので、爪楊枝を差し込み、ボンドで接着、カッターで余りを切り取る。
ニスを塗って乾かし、あとは組み立てだ。
サイズの最終確認をする。
おっと計算ミス発見。補強のL字金具の厚さを計算に入れていなかった。内幅は444㎜。ファンヒーターの幅は440㎜とギリギリ入るが、L字金具の厚さは両側で6㎜。2㎜足りない。出たとこ勝負だ。金具なしで木ネジで完成後、強度不足なら外側に補強を入れることにして、前へ進む。
キャスターが回転した際にワゴンの端に引っかかるので、取付のアルミL字アングルと枠の角部分に切り欠きを入れることにした。
端材で切り欠きサイズをテスト。木ネジ同士が交差するように取り付け位置も決定。
明日は切り欠きを入れ、ニスの二度塗りをして深い色に。天板はグレーの水性塗料で塗る。ファンヒーターを置いた際は、石油タンクを交換するときに上部に余裕がないので、天板を蝶番でスイングして開けられるようにしなければ、まだまだ作業は続く。
紀伊半島西側旅の最終日に、大阪で公園に入る際、車止めにバッグをぶつけて、キャリアに取り付けているブラケットを壊してしまった。外国製だが、世界中で使われている製品なので、部品だけ注文できると思い、購入したショップに問い合わせたら、あることはあるが、次の入荷は5月後半だという。それまでは針金か何かでしのぐしかなさそうだ。