昨晩はうるさいおばちゃんの歓声で寝られないと思ったが、意外と良く寝た。夜9時に一旦寝て11時に起き、またあのキンキン声を聞くのかとウンザリしたが、さすがに昼1時頃から肺になっていたので、11時にはおとなしくなった。こちらはおかげで熟睡。夜の温度は推定だが20℃位。シュラフに足を突っ込んで上は長袖シャツ1枚で暑くもなく寒くもなかった。東京の暑さを考えると雲泥の差である。
熟睡したので、朝は5時半に目覚める。今日は行程短縮の関係で75kmを走るので、ゆったり朝食を取らず、昨晩仕入れた菓子パンとスティックコーヒーで済ませ、早々に出発。
雲が一部かかって涼しい。また東風で追い風だ。今まで自転車旅で3日連続で追い風の事など記憶になく、最高にツイてる日だ。
海沿いも多いが、時々内陸に逸れて嫌になるほど単調になる。
函館から100kmの表示。まだまだ先は長い。国道5号に合流すると、恵山周りの表示ではなく、大沼を通る短縮コースになるので、いきなり函館から56kmとかに短縮されてしまうのだが。
駒ケ岳を望む道の駅で4階の展望台に上ってみた。
普通は国道5号を行き、大沼を見てから湾に出るのだが、こちとらは沿岸にこだわっているので、大沼パス。いいじゃないか、それぞれの主義だ。
展望台から降りて、出発しようとするといきなり横転。何故だ?
この自転車になってから2年、初めてのパンクである。そこは準備万端、余裕でパンク修理を始めた。
パンク箇所も特定、ところが持参しているパンク修理キットのうち、ゴムのりが揮発して中身がない。困ったので、道の駅に併設している町会事務所に、接着剤はないかと問う。接着剤はないがビニールテープは頂いたので、ゴムパッチをテープでぐるぐる巻きにしてみる。大丈夫か不安だったのだが、見るとロードレーサーが駐車している。声をかけ、ゴムのりを所望したが、イージーパッチという緊急のシートがあるというので、それをいただき、とにかくホームセンターか、100均でゴムのりを入手するまで走る事になった。
5km走って入手。これで安心だと宿泊地まで持つかとそのままいったら、やはり持たずにゆるゆるに。前輪の空気圧が足りないと、小さな方向転換が聞かず、転倒する危険がある。諦めて炉端で改めてパンク修理。
ところがパッチを当てたのにも関わらず、500回ポンピングしても空気圧が上がらない。もうダメだ。タクシーを呼ぶしかないと思ったそのとき、思い出した。
以前このポンプで全然空気が入らず、諦めて輪行したのを思い出し、その原因を思い出した。ポンプを構成している部品のネジが緩んでいたためなのだ。
見ると明らかにゆるゆるになっている。フレームに取り付け、長い間に振動で緩んでしまっていたのだ。絞め直すと、100回くらいでパンパンに。これで何とか5時までのチェックインに間に合いそうだ。
昨日は充電不可のキャンプ場だったので、今日は4000円するが電源付きのキャンプサイト。
シャワーも浴び、洗濯もして、リフレッシュ。ついでに薪も買って火遊びすることにした。明日も75kmだが、それはそれで心配は明日に持ち越し。早起きしてトーストが焼ければいいかな。道の駅で買ったニンニクも焼きたいな。