ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

2年半ぶりの

通勤。初出勤したアルバイトの様子を書く。

1時に来てと言われ、出勤すると、PCの前に座らされ、今日の予定を知らされる。

まずは3種類のログインIDと初期パスワードを書類で渡され、別々のサイトに入り、パスワードを自分で変更する。サイトごとに微妙な文字制約があり、1か所だけどうしてもパスワードを変更できない。社員に聞くと、小さな文字で「数字8文字以上」英字不可とある。何じゃこりゃ。数字は8桁と言うんじゃないの?老眼には注意書きが読めない。

それが終わると出勤可能曜日の入力やら、誓約事項にチェックを入れるが続く。最後は10数分の教育ビデオを5本くらい見させられ、その内容について〇×テスト。満点を取らないと実務に入れない仕組みだ。大企業と言うのは、人の手間を省くように進化しているのか。いちいちアルバイトの手続き、研修などに時間を割いてはいられないという事だ。

2時間半ほどの手続きが終わり、初めて勤務場所へ入場を許される。何と言ったかサッカーの待機選手が着ているベストのようなものを着て、入場。そこは巨大な倉庫の一角だった。(コンプライアンス規定により写真撮影は不可。)

床に作業マットが敷いてある。年長のアルバイターが指導してくれるのかと思ったら、トラックから出された未完成組み立て家具(TV台というかローボードらしきもの)の1箱を手渡され、「これやってみ。道具はここにあるから」と放置。

組み立て経験は数々あれど、お客様に手渡す家具をいきなり指導もなしに組み立てろとは。やってやろうじゃないか。就業までまだ2時間半あるから余裕でもう一個できるかなと、箱をバラす。

いきなり指導が来た。箱を全部バラしてしまうと、あとで梱包に使うので、1辺だけ切れとのこと。聞いてねえし。

開梱してみると丁寧な図解と部品番号のシールが貼ってあり、簡単だなぁと思いきや、部品の番号は19種類、組み立て手順は18くらいと結構ある。お客様のリビングに置くものだから傷でもつけようなら再入荷を待たねばならない。最近の組み立て家具はほとんどがチップを圧縮した板の表面に木目シールを張ったものがほとんどだ、ちょっとぶつけるとすぐ凹んでしまう。自分の家具なら凹みなど気にしないが、そこが気を遣う所だ。

接着剤をダボに塗っていると、声が飛ぶ。「そっちじゃなくて、穴に塗るんだ。日が暮れちまうぞ」なるほど日が暮れかかっている(倉庫の中でわからないが。)一つ勉強になった。今後もご指導ご鞭撻のほどを。

番号ごと袋入りの部品を探すのに手間取り、だいぶ時間をロスした。同時に入社した高卒の子は梱包用のビニールを巻くのに苦戦している。「そこで切っちゃったら巻けないでしょ」とか言われ、何度も巻きなおしていた。

やっと完成に近づき、扉の取っ手をねじ止めしていたら、またご指導が。「取っ手はユーザーへの納品の時に別の人がやる。出っ張っているので輸送中に折れたりするから付けないで」とのこと。また一つ賢くなった。ただつける前に言ってよ。

最後は自分で梱包材を切って角を保護し、フイルムでぐるぐる巻きにし、可動棚は輸送中動くのでプチプチでくるんで同じく本体に巻き付ける。

ここまでで1個完成である。ノルマはないが、2時間半で梱包まで至らず、ベテランにお手伝いしてもらい終了。初日が終わった。

日に6時間半、週3日を選んだが、休憩が45分あるし、持つのではないか。但し1日3個完成は無理のような気がする。床で作業をするので、ちょっと腰が心配だが、それでも好きな分野で仕事ができて満足。楽しかった。

外に出ると今日は18時までやったので真っ暗。やはり明るいうちに帰りたいものだ。今後は10時から16時半までなので、これからは明るい。

帰宅後、途中までつけた金属ダボをそのままにしてしまったことに気づき、急遽会社に電話して、そのことを伝言してもらった。輸送中に外れたら紛失してしまう。クレームの元だ。

さて金のめどはついた、さあ使おう。