ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

東北R1Day2

ポールのないテントは蚊帳をつらないで直接被ったようなものだ。結局網を通して蚊に刺される。それを避けようとしても狭いテント内で寝返りを打つのもままならず、うとうとして0時、又うとうとして4時に目が覚める。床の上でもどこでも寝られる俺がこんなに眠れないのは久しぶりだ。仕方ないのでテントの外で星を眺めることにした。こんなに長い間夜空を眺めていたのは、高校の生物部合宿、1年先輩の女子と肩を抱いて流星群を見たとき以来か。あの先輩、俺が手放してしまったのだが、幸せになっているだろうか?

今日は平坦40km程度なので、早く行くとまだキャンプ場に入れない。昨日泊まったキャンプ場の隣が温泉。意外とヌルツルで良い温泉だった。次の買い物のため、9時までゆっくり浸かる。岩木山は目の前。頂上は雲に隠れているが、形の良い姿を見せてくれる。

テントポールは3日後青森のホテルに着くことになった。それまでのテントをどうする?鰺ヶ沢のホームセンターで園芸用ポールを仕入れた。ついでにガムテープとヒモ。今日はこれでしのぐことにする。

鰺ヶ沢。1年ぶりに帰って来た。男鹿半島で走力の限界を思い知り、津軽半島をパスして車で青森まで通過した無念の地である。今回はe-bikeでリベンジである。まずは腹ごしらえとして鰺ヶ沢海の駅で早めの昼食。名物ヒラメの漬け丼かいかメンチにしたかったのだが、トレイで色々選べる定食に浮気してしまった。その日に取ったタイとヒラメ、近くの港で水揚げされたマグロの刺身。旨かった。

出かける準備をしていると、真っ黒に日焼けしたサイクリストの若者が到着、声をかけるとなんとうら若き女性であった。龍飛崎から来たと言う。俺より大きいバッグを4つも着けて、たぶん6時間くらいで来たらしい。俺なら2日がかり。タフだなあ。方向が違うので、すぐ別れてしまったのだが、お知り合いになれば良かったとあとから悔やむ。

鰺ヶ沢からメロンロードという広域農道をひたすら北上。津軽半島西側中間点の十三湖に行く。周囲は原野を開拓した農地ばかり。メロンとスイカの直売が道沿いに時たまあるが、その他の農地部分は八郎潟という同じく、何もない。今回はハンガーノックにならなかったが、キャンプ場の前で食料を仕入れようとすると19kmらより道してコンビニに行かねばならない。予定は40kmだったが、60kmになってしまった。

心配だったのは夏休みでキャンプ場が混んでいるかと思ったが、5組しかいなくてガラガラだった。

早速ホームセンターで買った園芸用ポールを試す。全然駄目でなんとか高さを確保したが、結果昨日と変わらない。蚊さえいなければ炊事場のベンチでごろ寝した方がましだ。

あすは龍飛崎先端近くの無料キャンプ場の予定たったが、龍飛崎はとても風が強いので臨時ポールなど無力。あきらめて宿に泊まろう。今日も林間だが、風がそよ吹き。15時頃から涼しいのが嬉しい。明日は龍飛崎前の激坂が待っている。さて、どうなるか?