ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

出かけられないので

宿題だった姉の写真集の作成をする。

何せ昭和20年生まれ、78歳まで生きたが、大半がアナログ写真である。製本のためデジタル化を進めることにする。

それ以前に膨大な写真を残してきた。家族が機会があれば写真をとる家庭だったので、終戦直後だが生後すぐから写真がある。

昔はどこの家庭もそうかも知れないが、子供が小さいときはアルバムにまとめてある。今のデジタル時代は却って振り返ることが少ないかも知れない。

離婚以来、父母との同居が長かったので、父母のアルバムから選別して保存したものもかなりあった。その中で今まで見たことがなかった父の姿を発見。

昭和15年、22歳で海軍中尉就任記念のもの。海軍兵学校卒だから昇格も早かったのだろう。終戦時は少佐だったと思う。主に偵察機水上機を操縦し、オーストラリアへ爆撃にも行ったらしい。晩年になって鹿児島の知覧特攻会館へ行った時の写真もあるが、その時の写真だけは悲嘆に沈む顔をしていた。海に散った同志の無念を思っていたのだろう。

少女時代、青年期、父母との同居時代と大きく分けて分類及び選別する。少女時代は親が撮っているので、やはり数が多い。何とか絞って50枚程度を選んだ。その中でも冊子の表紙にしたいのがこの1枚。

母の髪型が年代を感じさせるが、写真館でとったものと思われる。昭和22年、終戦直後の混乱期に写真館で撮るとは、よほど記念にしたかったのか、元海軍でまだ裕福だったからなのか。

さて、アナログ→デジタル化は一筋縄ではいかない。皆さんはスマホでチョイチョイといくと思うだろうが、平面の写真をクローズアップしてカメラと平行にぶれずに撮るのは意外と難しい。

高校の卒業アルバムのデジタル化を予定しているが、それ用に製作した複写台を流用する。引延し機(昔のアナログ写真のネガを印画紙に焼き付ける機械)のアームを使っている。写真の反りを押さえ、画角内に収めるため、食器棚のガラスを使った。小さい一枚の写真には大きすぎるので、カメラと水平線を保つよう写真を移動するのが難しい。何とかしよう。

屋外は暑いし、旅の資金も不足気味。今のうちに宿題を片付けよう。そのあとは大好きなキャンプ道具改造が待っている。概略設計は構想済み。9、10、11月の予定も続々入れている。暑い時期は室内でコソコソ工作と行こう。