となる、輪行金具の再生に取り掛かる。
前回の津軽行きで見事に曲がってしまった金具。
アルミの0.5㎜厚の縦板が重さと衝撃で曲がってしまった。再発防止策として、2㎜厚のL字チャネル材(輪行キャスターと同じ)で再生することにする。数日前に始めたかったが、シャフトレバーの紛失により、正確な後輪の幅が測れなかった。販売店より正規品のシャフトが届き、ようやく製作開始できる。
悩んだのは設計。市販品と同様に折り畳み可能な形状にしたいが、厚みが増したため、折りたたんだ時にアーム同士がバッティングする。色々回避方法を考えたが、強度を保ったまま折り畳む方法を考えつかなかった。
本来は強度アップなので、折り畳みはあきらめ、鳥居型で固定する形状にたどり着いた。その代わり車体にはめ込むには正確な軸幅が必要で、シャフトを紛失した時点ではそれが計測できなかったため、遅れたのである。
自転車のフレームは、車軸を留めて初めて正規の幅になるよう、若干広がって製作されているので、車輪(又は最低は車軸)をはめ込まないと正確な幅が測定できない。かといって車輪の幅を測れば正確なのだが、スポークやギヤが邪魔して定規を当てられない。
やっと計測し、幅を130㎜に設定。車軸を通す穴を開けて鳥居型に固定する。
せっかく自分の自転車用に自作し、携帯性を無視するのだから、何かメリットをと考えて、片方を長くした。ここには位置ずれ防止のボルトを取り付ける。
一般的な輪行金具は、後輪を留めるボルトの圧力により固定しているのだが、床などの衝撃を受けると、その力で前方に回転して、フレームが床に着いてしまうのだ。
そこで、フレームにある凹みを利用して、そこに突き出したボルトを突出させることにより回転を防止する機構を組み込んだ。これにより、縦にも横にも丈夫な金具が完成した(つもり)。
右上の白いネジが回転防止用。
その後はキャスターの車輪がすり減ってきてフレームに当たって擦れるため、輪行キャスターのフレームを削って隙間を作った。
今日はここまで。後は注油、タイヤの空気圧充填、e-bikeバッテリーの充電、清掃、注油である。そして積み荷の点検リスト作成。(特にテントポールは忘れずに)
新たにキャンプ用ヘッドランプとチェーン切の付いた携帯工具も注文した。あ、折り畳みコップが欲しかったんだ。これはダイソーでしのごう。
明日は整備と全搭載シミュレーション。これで最終(かな?)