ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

装備軽量化の検討

をする。

先日完成した輪行キャスター兼キャンプテーブルに付加して、携帯型ランタンをぶら下げる支柱を追加した。と言っても、3㎜の針金をM字形に曲げて、テーブルの足に差し込むようにしただけである。こうするとキャンプテーブルを真っ暗な中に置いても、天板が照らされ、食事がしやすい。以前購入した折り畳みチェアとの相性が良く、ちょうど良い高さである。

もちろん、折り畳み時のサイズも考慮しているので、サイドバッグにきっちり収まる。

ただ、重量が気になる。輪行キャスター部分が1519gに対し、キャンプテーブル分の重さは1106g。ただ食器食材、燃焼器などを置くだけの用途対効果としてはかなり重たい。輪行キャスターと合わせると2.6㎏にもなってしまう。

そこで軽量化を考える。キャスターは形状としては完成形なので、軽量化するには部材を剛性を損なわずに減量することが求められる。

手段としては1970年代の自転車が行ったように肉抜き(穴開け)する方法が考えられる。当時はスチールフレームしかなく、フレームの肉厚を薄くすること以外は部品に穴を空けて軽量化するのが流行った。前ギヤや変速機に数十個の穴を空け、美しさと技術の粋を競ったものだ。

キャスター部分はほぼアルミの骨組みと、キャスター4個、それらをつなぐボルトナットで構成される。キャスターは減らせないがこれが480gもある。ボルトナットの数を減らすかフレームを肉抜きするかだ。フレームは推定850g、ギリギリに穴を空けて行って半分にできたとしても減量は420g。もし強度不足でフレームが折れたら北海道の二の舞になってしまう。危険を冒す効果はない。

一方テーブルは、足部分が分厚い板なので780gもある。万が一壊れたとしても地面に置いて不便だなという程度。天板と足部分から減量すれば600gくらい可能。やってみる価値はある。まあ宿題とする。

減量を1㎏したとして、いかほどの効果か。輪行キャスターは地面で支えているので輪行時は効果なし。テーブル部分は輪行時荷物として背負うので、肩に食い込む重さが軽減される。走行時は電動アシストなので全く影響がないと言える。

自転車(及び荷物を含めた総重量)の軽量化は、自転車乗りにとってトラウマのようなものである。加減速には影響あるが、何といっても持ってみて軽いということが憧れなのだ。巡航速度にはほとんど影響がない。ヒルクライム競技では今も軽量化は必須だが、こちとらゆっくりゆっくり楽に登られれば良いし、電動アシストなら関係ない。

昔のサイクリストの言葉を思い出した。「10g軽くしようと数万円高い部品を使うより、タイヤを良いものに変えれば数倍効果が上がる。」

そうだ、タイヤを変えることの方が効果は高いはずだ。走行抵抗が軽減されることにより、疲労度が違ってくる。今の45㎜幅のタイヤを38㎜に変えれば重さもかなり違うはずだ。問題は電動アシストシステムと連携した速度及び距離計だ。

後輪の回転数から計算して距離及び速度を測っているメーターが、タイヤの太さが変わった場合距離に誤差が出てくる。実際より早く、長い距離になる。市販の後付けメーターではタイヤサイズを変更した場合、メーターのタイヤサイズを変更できるのだが、俺の車種の場合、変更はできない。ならば、リヤヘビーな荷物なので後輪は変えず、前輪だけ細くすることを検討しよう。そうしよう。