ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

東北は大雨

だったそうだ。ニュースでは1時間に150㎜降った所もあると伝えていた。

気象情報を聞くたびに、いまいちピンとこないのが気象用語である。1時間に100㎜は猛烈な雨らしいが、高さ10㎝ではよくわからない。そこで実感できる量に置き換えてみた。

10㎝は高さだが、体積を考える。10cm四方の正方形に10cm水が溜まったら、1リットルである。1m四方の正方形に10cm溜まったら100リットルだ。雨は全面に降るので、うちのような小さい宅地(30坪=100㎡)でも10cm溜まったら1万リットルになる。

うちの風呂桶はあふれるまで入れるとおおよそ500リットルだ。すると1時間に100mm降ると、家の敷地内に風呂桶20杯分の雨が降ることになる。約1か月分の風呂水代が浮くな。貯める場所がないので駐車場を貯水池にすると、1時間で80㎝。車はほぼ水没、速度にしてみると3分で風呂満タン。こんな蛇口はないだろう。という風に考えるとすごい雨なわけである。

同じく風速も実感がわかない。すごいらしいがどのくらいなのか、実体験していない俺にはわからない。風速10mとは秒速なのである。時速にするには3600倍すればよいから、時速36kmである。俺がスポーツバイクで平地をめっちゃ早く走った時ぐらいだ、すぐに息切れするけど。その状態の時にのんびり傘を差していようものなら、すぐ傘が飛んで行ってしまう。ましてや台風などの風速30mでは時速108kmである。そんな時に外で立っていたら、高速道路を100kmで走る車のボンネットの上で立っているようなものだ。幸いボンネットの上は体験したことはないが、実感は沸く。

ついでに言うと津波の力、重量で表してみる。底辺1㎡で高さ10cmでも水の重さは100kgになる。東日本大震災で来た高さ18mの水の重さは幅1mで18トンだ。大型ダンプが横1列、縦何百列にも並んで一斉に押してくるようなものだろう。鉄筋ビルが押しつぶされるのも無理はない。(力学的計算はしていない、重さの実感だけ強調している)

実感を持つのは悪いことではない。早めに逃げましょ。