ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

WABASH輪行計画

e-bikeは走るにはとても快適なのだが、デメリットもある。

1.充電が必要なこと。

いくら最長航続距離が200kmとは言え、限界があるので、連続で長距離を走るには充電の個所を確保する必要がある。最近はオートキャンプ場でAC電源を備えている個所も増えてきたが、充電だけのために¥3000以上のサイトを確保するのは何か癪である。

2.輪行への障害

遠方に行って走るなら自家用車またはレンタカーに載せていく方法がある。ただし、出発点に戻ってくるルートを考える必要がある。九州で実践したように、車を置いて自走、電車で帰り、車中泊してまた車に載せて移動などの方法などだ。今は自家用車を持っていないので、その手段は取れない。

自家用車で移動する以外には、袋に分解して入れ、輪行と言う手もある。

但し飛行機はアウト。WABASHでは定格容量482Whのバッテリーを積んでおり、国内線のリチウムイオンバッテリー容量制限160Whを遥かに超えるので、手荷物でも機内持ち込みも不可。陸送するしかない。バッテリーを別途陸送したり、鉄道やバスでの輪行は可能だが。

何といっても輪行は自分で自転車を輸送機関まで運ばなければならない。皆さんは重さ21kg、サイズが70×110㎝の荷物を肩から担いで歩いたことがあるだろうか。俺は冬山合宿では40kg担いだことがあるが、20代の若さとはいえ、苦行であった。今はハンディキャップのある人のために鉄道などエレベーター完備の所が多いが、地方の駅などまだまだ階段のみの所もある。

また路線バスで荷物室がない車種は、狭い運転席脇を通りながら担ぎ上げて、通路をヨタヨタ進まねばならない。10kg前後のスポーツ車なら経験は多々あるが、その倍の重さである。60歳代の俺に耐えられるか?

輪行の旅に特化したe-bikeなら、車輪の小さい、したがって畳むともっと小さく、軽い自転車は多数販売されている。俺は航続距離からWABASHを購入してしまったので、対策を練るしかない。GWには実際北海道で輪行するわけだし。

で、WABASHの輪行方法である。

まず東京北海道の往復飛行機は体と身の回りの荷物だけ。自転車は専門の箱に入れて陸送を依頼する。走るときは箱を畳んで一般の宅配便で帰りの宿まで送っておき、走り終えたら自宅まで陸送をお願いする。この方法なら飛行機のバッテリー制限はクリアし、空港までのアクセスは楽になる。

ただし、北海道内を列車で長距離移動し、その日のうちに走り始めるには、陸送が間に合わないので、駅で自転車を分解し、自分で運ばなければならない。ここが問題だ。

e-bikeの重量に耐えるため、水平移動だけでも楽をしようと市販の輪行袋にキャスターを取り付けることを考えている。以前ノンアシストの時も試みたが、キャスターがうまく機能せず、運ぶたびに倒れそうになって役に立たなかった。

その反省も踏まえ、運搬装置を構想している。

自作したフレームに車輪を取り付け、通常の布製輪行袋の下から車輪を出して運ぶ。走行時は2つ折りにして、バッグに入れる。(かなり大きいため、最低パニアバッグ位の大きさがないと無理)材質及び構造は検討中だが、重量は1.5kg位になると予想。ただe-bikeの出力からすれば、なんてことはない。耐荷重と大きさだけが問題だ。

ヨーロッパで普及率が高いe-bikeだが、あちらは分解せず列車に載せることが普及している。せせこましい日本では輪行袋に入れる方式が主流だろう。自転車用品メーカーさん、商品化を待ってるよ。