ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

レーサーからツーリストへ

転身。と言ったって原点回帰なだけである。元々レースをしたかったわけでないし、競技で大会に出たのは2回だけ。20代の時の仙台でのロードレース、震災後大槌で開かれ興味本位で参加したヒルクライムぐらいだ。

大学時代最初におねだりして買ってもらった丸石のスポルティーフ。タイヤが細くて(32㎜くらい)軽快で黄色なのだがちょっとメタリック塗装で最高のお気に入りだった。当時は早く軽快に走るのが快感だったと思う。

その整備でたまたま寄った世田谷の長谷川自転車商会で、ランドナーと出会い、旅行車に目覚める。アルバイトで金を貯め、少しづつ組んでいって完成させた。

タイヤが太くて(38㎜くらい)荷物がたくさん積める。前輪の両側にバッグを付けて主に林道などを走り回った。キャンプをしながら松戸から盛岡まで行ったこともある。

卒業する頃にはロードレーサーが欲しくなり、初ボーナスを全部つぎ込んでフルオーダーでレーサーを組んだ。会社まで片道20㎞を通勤したものだ。レースに出たのもこの頃。タイヤは幅23㎜くらい。

その後事故でロードレーサーは廃車、ランドナー阪神大震災で転勤しているときに盗まれ、しばらく自転車なしの生活が続く。

子供が中学生になり乗らなくなったので、子供用マウンテンバイクまがいのものをしばらく改造して乗っていたが、東日本大震災の時あまりに通勤が不便、また休日を持て余していたので、安いマウンテンバイクのフレームを通販で仕入れ、それに細いタイヤでクロスバイクを作る。タイヤは幅28㎜。ただ重さは15㎏ほどある。今は買い物用。

この頃ロングライドイベントが各地で開かれ、参加するようになった。雫石周回100㎞、ツールド三陸50㎞、ツールド東北90㎞など。皆いい自転車に乗っている。俺も欲しい!オークションでカーボンフレームを落札し、徐々にパーツを集め、今のロードが完成、タイヤ幅25㎜。7.8㎏。

これで九州一周は走りぬいた。しかし、昨年の男鹿半島の坂道で挫折、自動車も廃車になったことから、これからはe-bikeよ、と新規購入。現在に至る。

タイヤ幅45mm。今まで一番太い、しかも重量21㎏。だが旅行には最適。これからはツーリングだ。早く走る必要はない、できるだけ見て回るのだと原点回帰。

服装もツーリング向きにすることにした。

長距離を走るときはお尻及び内股が痛くなるため、ズボンの下にレーサーパンツをはいていた。パッドがあるためである。

だがピッタリしすぎていて太ももがやや苦しい。パッドだけのアンダーパンツも売っているが、もうレーサーパンツ一丁で走らないなら、これを下着にしてしまえ、と丈詰めすることにした。といってもカッターで切りっぱなし。裾のまつりなどはできないのでしない。

ついでに小用を足すときに不便だったので、前開き(と言っても穴を空けるだけ)にした。

アウターはワークマンで見つけたクライミングショートパンツ。一般のショートパンツは長すぎて汗をかくと膝が引っかかる。また太ももが意外と細いのが多く(俺が太すぎるのだが)、膝を大きく曲げる自転車に向かない。生地の薄い製品もあるが、ベルトが装着できない。胴長の俺はベルトをしないとずり落ちる。ちょっと派手目の柄だが、実用にマッチ。¥2500。登山用ではオーバー6kなので、安い。

手のひら側の皮が擦り切れた(10年使ったから)指切りグローブも更新し、これで夏のツーリングウェアは揃った。

最後の問題は連続キャンピングツアーに備え、予備バッテリーを買うか悩みどころだ。WABASHの予備バッテリーは¥85,000!どうする家康?