ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

商品整備及び富岡、そこまでは良かった。

が、最後にあんな展開になるとは。

金曜日は商品整備の続き。クロスバイクの駆動系整備である。

後輪のギヤを分解し、グリスを入れ直す。

今時の後輪はフリーホイールとギヤが一体化しているので、専用工具を用いてギヤを外す。

外してギヤを抜くとタイプによってはいきなりベアリングが飛び出し、行方不明になってしまうので、あらかじめバットを敷き、紛失しないようにする。

予想した通り、ベアリングが落ちてきたので、茶こしで受けてパーツクリーナーで油分を落とし、一個一個ベアリングに新しいグリスを塗って再組立て。

これで車軸部分のグリスアップ完了。まだケーブル類のグリスアップが残っているが、金曜はここまで。

土曜日は2月に1回の温泉ツアー。今回は富岡製糸場と前橋温泉だ。今回は新たにU氏が加わり三人となる。あれ?三人ともU氏だ。実名晒すか?

上毛電鉄上州富岡駅で降りたのは土曜日なのに総勢4人。どうも世界遺産登録のブームは落ち着いたらしい。こちらも望むところだ。駅はブームのお陰で立派になり(ただしダイヤは1時間2本)、市役所もかなりバージョンアップしていた。乗降客より製糸場までの道のりに待機する案内員の数の方が多い。何か監視されているみたいだ。

来ました製糸場。赤レンガが印象的だ。でも順路が整備されていず、突き当りを引き返す箇所が多い。登録ブームの時は混雑で大変だったろう。

木骨レンガ造りで、木が瘦せてきたら修復はかなり困難だろう。市に移譲した片倉製糸も維持費の大変さで音を上げたのではないか。

館内は延々と歴史展示があり、それは駅近くの記念館で見た15分ビデオでもうわかっている。我々が一番見たかった製糸機の入っている建物までは順路の最後にあり、やっと工場らしさが見えた。

修復中で立ち入り出来ない建物もあり、まだまだ市の予算では復元まで時間がかかるだろう。遺産を永年維持するのは莫大な金がかかるのだ。遠い将来大丈夫か?

昼食場所を探し、しばし徘徊。入った店は90歳の店主が一人で切り盛りする店。お切込みも含め、自然食の優しい味だった。久々にヨモギの香りを楽しむ。

感想をノートに書きこんでもらうことで元気をもらっているとのこと。100歳まで続けると意気込んでいた。

さて上州電鉄を高崎まで引き返し、両毛線で前橋へ。U氏no1が探してくれた駅前なのに源泉かけ流しの温泉へ。今日は電車で来たので、風呂上りからアルコールで出来上がる。2時間ほど飲み明かし、no1とは別れてno2と二人で高崎へ。うまいこと湘南新宿ラインに乗れた。

no2の提供するジンを飲みながら、歓談。宮原で下車する彼を見送った後、池袋で降りる予定だった。終点は御殿場線乗り換え駅の国府津。そこまでは乗り越さないだろうとは思っていたが、案の定目覚めたのは新宿を過ぎてから、やった、まだ東京都じゃないか、帰れると思ったが、トイレに無性に行きたくなった。社内トイレに行ったが一歩違いで女性に入られ、渋谷に近づいても出てくる気配がない。大崎までは我慢できず、渋谷で飛び降りた。

渋谷駅のトイレは遠く、ホームを延々歩いてやっとたどり着いた。が、土曜の夜のせいか長蛇の列。かなり気張って我慢したが、老人にはきつかった。あと3人でたどり着くのだったが、ズボンが濡れてしまった!

乾かしていると池袋の東上線終電に間に合わなくなる可能性もある。またも池袋から徒歩は嫌なので、仕方なく結構混んでいる山手線に乗り込んだ。皆は知らんぷりしていたが、おそらく臭いは伝わっていたのだろう。席が空いても座るのはためらわれた。東上線も結構客がいたので、目ではわからなかったかもしれないが、臭いは伝わったのではないか。近くに乗っていた皆さん、ごめんなさい。

反省。目に入ったら必ずトイレに行くこと。年なんだから携帯品にトイレも検討しよう。