ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

自分は磨かないけど

自転車は磨く。

昨日ヘッドが抜けなかったクロスバイクだが、やはり潤滑剤を投与して一晩置いてもビクともしなかった。作業台に万力で固定し、回転させながら引き抜きを試みるも、全然反応しない。

最後の手段として(実は壊れた時を想定し、代替フレームの価格動向も調べていたが)、タガネでヘッドパーツを引きはがすという強行手段を選択することにした。

近所に響くような騒音を立てて、ハンマーでガンガンヘッドパーツの隙間を叩いて広げてゆく。

0.5㎜ほど浮き上がってきた。このまま数時間やれば抜けるかヘッドパーツがねじれて使い物にならなくなるか、どちらかだ。試しにヘッドを万力から外して回してみると、回転が軽くなっている。触感がゴリゴリ(ベアリングがさびて回転が苦しい状態)からガラガラガラ(錆は張り付いているものの、おそらく回っている)に変わった。駆動部とは違いハンドル部分は多少抵抗があってもガタがなく回せれば有効だ。これ以上叩いていくと、パーツは抜けないしガタが出て元に戻せない可能性が出てくる。あきらめてこのままにする。

グリスアップはしたいので、パーツクリーナー(ほぼ成分はシンナー)でグリス及び多少の錆を流しだし、グリスを塗ってみる。

0.5㎜程の隙間なので、ほとんど入っていかない。ドライヤーで温めて浸透させる手もあるが、間に入っている防水シールがおそらくプラスチック製。熱で変形すると厄介だ。仕方なくホームセンターでスプレーグリス(¥324)を購入、固形グリスより耐用年数が劣るが、売ってしまえばこっちのもの。2年くらいは持つだろう。

最後のメンテナンスとしてフレームの汚れ落とし。梅雨の間を縫って洗車してみる。

おおよその汚れは落ちたが、全体的に黄色っぽい。これは油脂、紫外線による塗装焼けである。再塗装を頼むと5万円、自分でやると仕上げは保証なしで1か月はかかる。

あきらめてコンパウンドによる削りを選択。錆取り兼研磨剤と自動車用のコンパウンド。これなら総額¥1200程。ただし手間はかかる。

最初#800番紙やすりで削ってみたが、自動車と違い塗装が薄いので、地肌がすぐ露出してきてしまう。これはヤバいので、錆取り剤のみで磨いていく。

作業部屋にはまだテレビがあるので大谷君の投打を見ながら擦っていく。首位との4連戦、同点が続くので手が止まり、なかなか作業が進まない。

それでも3時間磨き続け、目立つフレーム右側はかなり新車時の色に近くなった。

しかし、自転車というものはいろいろな凹凸があり、スムーズに磨けない。全体の30%くらいで今日は終了。まだまだ続ける必要があるようだ。でも大谷勝利、メジャートップの22号本塁打、3割到達、首位レンジャーズに3勝1敗、すごすぎる。

元々中古販売品のフレームだったので、数々の傷をペイント補修した跡があり、これをどうするか悩みの種である。紙やすりで削りすぎてアルミの地肌が出ている箇所も何とかしたいのだが、自動車の様に車種別タッチペイントがあるわけではなく、また微妙なアイボリーホワイトなので、一般的な塗料ならば混ぜて色を作るしかない。黒だったらペイントマーカーをチョチョイで完成なのだが。

¥20,000で販売予定なのに、塗料補修してやすり、そしてコンパウンド仕上げ、そこまでするか?でも他人に引き渡すのに、中古品だからねーというあきらめで満足するか、悩んでいる。