ushi4026’s blog

旅と自転車、工作を愛する高齢者。あくまで私見ですが。

姉の写真集

がようやく出来上がった。

アナログ分のデジタル化はとうに済んでいたのだが、編集作業をさぼっていて、WEB上にアップロードしていなかった。

78年の生涯だったから、古いアルバムを含めて総数は500枚以上ある。まずデジタル化をする対象のアナログ写真を選別し、投射台で撮影し、デジタル化してから、兄の送信してきたデジタルデータも併せて保存、それを1.少女時代と2.青年時代、3.関西に移り両親と同居した時代の3段階に大まかに分けて分類。

いよいよネット上で配置していくのだが、元がデジタル写真でないので、時系列が非常に曖昧なのだ。とにかく記憶と年齢の風貌から推定して時系列に配置していく。最初はレイアウトに凝って、コメントを入れたり頁中の枚数を変えて変化を付けたりしていたが、3.の段階になると(朝から始めて晩になってしまった)疲れて、既定の頁数に合わせるだけを目標に配置した。

枚数が多いため、フォルダから自動配置させてもデジタル化の順番にしかならない。

しかも頁内が2枚組のレイアウトだと1枚だけ移動という作業が不可で、いったん削除してから別のレイアウトに読み込むという手間が必要だ。

しかし手をかけただけのものは出来たと思う。彼女の新盆には失礼ながら間に合わなかったが、姪と長兄には印刷物が届くよう手配した。総ページ数は120頁以上、写真総数は200枚を超える。写真をそのまま張り付けたアルバムなら、厚さは8㎝を超えるだろう。しかも上質印刷で、背表紙も付いて3冊同じものが印刷される。

実はこの印刷屋、キャンペーン中で本日17時までに印刷発注すれば2割引きだったのだが、残念ながら時間に間に合わなかった。さぼっていた報いであるのでしょうがない。

編集していてやはり思ったのだが、女性の一番輝く瞬間は往々にして20代の前半が多いのではないのだろうか。俺の気に入った写真はこの1枚。

ファッションデザイナーとしてノリに乗っている時期、不幸な結婚をする前である。結婚後は波乱万丈だったが、実家の両親と長く過ごし、賢い娘にも恵まれた。フォトブックの巻末にもコメントしたが、人生が一言で幸せだったか不幸だったかなどという2択ではない。それなりに毎日を一生懸命生きてきたのだと思う。姉はどちらかというとマイペースで抜けている部分も多々あり、3兄弟の中で俺も似ている部分は多々あった。楽天的なのも似ていて、不幸な結婚から立ち上がって両親の面倒をよく見てくれた。いつか空の向こうでまた会いたい。